こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「リカーーリング」の紹介です
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みんなの思いがぐーーーるぐる!ちょった変わったトリックテイキング?!カードゲームです。単純なルールながらなかなか奥が深いカードゲームとなっています。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 3人~5人 ゲーム時間 30分
ゲームの概要
順番にカードを出していき、次のプレイヤーは場に出ているカードより強いカードを出して行きます。強いカードを出したプレイヤーは、すでに場にあるカードを手札に加えます。
カードを出したくないまたは出せない場合はパスします。
誰もそれ以上の強いカードが出せなくなったら、場にあるカードを獲得し自分の前に表にして置きます。
これを繰り返していき、あるプレイヤーの手札が無くなったらゲーム終了です。
自分の前にあるカードの枚数が得点になります。この得点を記録しておきます。3ゲーム行い、最も得点が多いプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
1から9までの数字のカードとRと描かれたカードの計57枚あります。
1のカードが1枚・2のカードは2枚・・・9のカードが9枚あります。Rのカードは12枚あります。
ゲーム人数によって使用するカードの枚数が異なります。
5人プレイ時 Rのカードを2枚除く 55枚
4人プレイ時 9のカード9枚を除く 48枚
3人プレイ時 8と9のカード17枚とRのカード2枚を除く 39枚
カードをよくシャフルして、各プレイヤーに同じ枚数だけ配り切ります。(5人各11枚・4人各12枚・3人各13枚)
以上で準備完了です。
ルール説明
スタートプレイヤーを決め、時計回りに手番を行います。
カードを順番に出していき1人以外のプレイヤーがすべてパスした場合に1つのラウンドが終了します。
パスした場合は、そのラウンドはもうカードを出せません。(いわゆるハードパスです)
スタートプレイヤーは、最初に1枚のカードを場に出します。(最初はパスは出来ません、最初は必ず1枚です)
次のプレイヤーは、より強いカードを出すか、パスを選択します。
カードの強さの説明
数字が小さいほどカードは強くなります。
下の写真のように、左ほど強いカードになります。Rは1番弱いカードです、ワイルドカードではありません!
同じ数字の枚数が多いほど強くなります。
下の写真の場合、左ほど強くなります。
重要! 場に出ている枚数と同じか場の枚数+1枚のカードしか出せません!
下の写真の時は、7の4枚は出せません。
強いカードを出した場合は、すでに場に出ているカードを手札に加えます。
普通のトリックテイクとは異なる点に注意!
ゲーム進行の例
あるプレイヤーが7を1枚出しました。
次は、2を1枚出しました。2を出したプレイヤーは、7の1枚を手札に加えます。
次は、6が2枚、2の1枚は手札に加えます。
次はRが3枚
次は9が3枚
次は7が4枚、9の3枚は手札に加えます。
もし他のプレイヤーが全員パスした場合は、7の4枚を出したプレイヤーは、7の4枚を獲得し自分の前に表にして置きます。
以上で1ラウンド終了です。
今カードを獲得したプレイヤーが次のラウンドのスタートプレイヤーになります。
これを繰り返していきます。
ゲーム終了条件
あるラウンドで、カードを出した時に手札が無くなったプレイヤーが出たら、ゲームは終了に向かいます。
手札が無くなったプレイヤーは、その時場に出ていたカードを手札に加えないで、裏のまま自分の前に置きます。これで最終ラウンドであることを示します。
下の写真は、手札を出し切ったので場にあるカードを裏にして自分の前に置いた状態です。
最終ラウンドは、それ以降もプレイを続けていき1人以外のプレイヤーがすべてパスしたら、カードを獲得したプレイヤーがカードを表にして自分の前に置いてゲーム終了です。
得点計算
自分の前に置いてある表にしたカードの枚数が得点です(1枚1点)。(手札が無くなった時に裏向きに置いたカードは得点になりません)
Rのカードは枚数に数えません(Rのカードは1枚0点)。ただし、カードを裏向きに置いたプレイヤーだけRの枚数が得点になります。
これで1ゲーム終了です。点数を記録します。
3ゲーム行い、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
感想
ボードゲーム会で、「これは絶対面白いよ!」というある方の猛アピールで早速ゲームを5人で行いました。
最初の数ラウンドは、なんだかよくわからなままプレイしました。意味がよく分からないな?という感じでした。
何ラウンドか経つと少しずつこのゲームの面白さが分かってきました。ゲームの前半は、各プレイヤーの手札の数字がバラバラなので、小さい数字のカードが強いわけです。つまり、数字の2の1枚出しとか1の1枚出しは強いのです。
しかし、ゲームが進んでいくと各プレイヤーの手札は、少しずつ同じ数字のカードが増えていくのです。何故なら、場にある2枚とか3枚の同じ数字を手札に入れていくのですから・・・。
そうなってくると、数字の1は1枚・数字の2は2枚しか無いわけですから3枚出し4枚出しが出来ないのでだんだん価値が(強さが)下がっていくのです。ゲームの途中で少しずつカードの価値が変化していくのがこのゲームのポイントなのです!
また、他のプレイヤーが獲得したカードの数字も大事です。例えば、数字の5が3枚並んでいたら、数字の5はあと2枚しかないので5の3枚出しなどは起こらないし、場に8が5枚出ていれば8の4枚出しは無いわけです。
そして、他のプレイヤーが、どのカードを手札に入れたかも注意しておく必要があります。例えば、6を3枚持っているとか、5を4枚持っているとか、7を3枚手にしたので7が4から5枚くらいあるかも知れないとか・・・。
カウンティングもちょっと必要です。
あと、面白い点は、後半にせっかく揃っていても場に出ているカードの枚数+1枚しか出せないのが効いています。
例えば6が4枚手札にあってそれを出せば手札が無くなりますが、場に2枚しかカードが無ければ3枚までしか出せないのです。パスするか6を3枚出すのかしか選べません。パスするとそのラウンド脱落なのでとても悩ましい!
つまり、いろいろな要素を考えながら手札からカードを出して手札にカードを入れていくのです。多くの要素が絡み合って面白い仕上がりになっているのです。
最初の何回かは、よく分からないかも知れませんが、やればやるほど面白さが分かってくるカードゲームだと思います。もし機会がありましたら是非プレイしてみて下さい。
以上「リカーーリング」の紹介でした
トリックテイク系カードゲームの紹介