こんにちは!ボドゲおじさんです!
今回は「ブラックアウト香港」の感想です
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プレイ人数1人~4人 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 75分~150分
2019年10月「ブラックアウト香港」日本語版が発売されました。このゲームを作ったゲームデザイナーのアレクサンダー・プフィスターは「モンバサ」「グレードウエスタントレイル」とかも重量級ゲームを世に出しています。
私の好きなゲームデザイナーの1人です。(他に好きなのは、クニッツィア・ゲルツ・ランドルフ)
停電に陥った香港を復旧させるため各プレイヤーは、いろいろな職業のチームを率いて活躍します。よって、他のプレイヤーを攻撃する要素はありません、協力ゲームのように見えますが、そうではありません。
「復旧したエリアの得点」と「手札カードの勝利点」と「目的達成による勝利点」を加えて(それ以外の得点もあります)最も得点を取ったプレイヤーの勝利です。
自分の手札を成長させて強化していくといデッキ構築要素+エリアマジョリティー要素を加えたゲームになっています。エリアマジョリティーよりはデッキ構築要素がかなり大きな要素を持っている感じがします。
各プレイヤーは初期手札の12枚のカードが配られます。カードは、資源を生み出したり出すことによって効果が発生する人物カード(赤・青・黄・紫)と目的を達成するといろいろな恩恵がある目的達成カードの2種類があります。
2種類のカードの裏面は同じ模様なので、この2種類のカードはシャフルされて混ぜて山札として置かれます。
手札の内2枚は目的達成エリアに置かれ3枚はカードプレイエリアに置かれるので、実質7枚の手札でゲーム開始です。
カードはゲーム中に購入することが出来るので、効果の高いカードがどんどん手札に増えていきます。
プレイの概要
プレイの流れは、最初はダイスでカードの色ごとにもらえる資源が決まり、手札をプレイエリアに配置していきます。
例えば下の写真の場合、赤の資源は食料になります。
プレイエリアには3列の(4列に拡大可能)カード置き場に、手札からカードを裏にして置いていきます。ここに置けるのは人物カードです。各列に1枚まで置くことが出来ます。
置いた後で表にして効果を発動します。
例えば下の写真の赤色カードならば赤の資源(食料)2個を生み出します。
使用したカードを回収するためには列の中で1番カード枚数が多い所からしか回収できません。
よって、効果の高いカードを枚数の少ない列に配置するとなかなか回収できなくなります。また、列ごとのカードの色の組み合わせによる目的達成カードもあるので、ある列に置くと目的達成できるが、その列ばかりに置いていると他の列に置いてあるカードが回収できないなど、悩ましい状態が生まれます。
また、購入したカードはすぐに自分の手札にならないのも、この「BLACKOUT香港」の面白い所です。購入したカードは、個人ボードの中央に置かれます。
これらのカードは、カード中央または下に描かれている目的達成をしないとここから取りだすことが出来ません。目的達成をすると人物カードは手札になり、同時に香港の地図上にコマを置いていくことが出来ます。目的達成カードは、目的を達成すると個人ボードの上に置かれます。
下の写真の場合は、青の人物カードはオイル1個と水2個を支払うと手札になり、同時にメインボードの香港の地図にコマを置くことが出来ます。
目的達成カードは、個人ボードの上に置かれ、手番終了時の資源変換の助けになります。
下の写真の場合は、このカードで手番終了時に資源の本1個で勝利点3点に変換できます。
つまり、購入したカードを上手く資源を支払って手札にしたり、資源変換に活用して、マップ上にコマを置いたりしていきます。拡大再生産型のデッキ構築ゲームになっているわけです。
マップ上にある地区を囲うようにコマを置くと、その地区の停電が復旧し勝利点を獲得します。エリアを囲った時に、自分だけではなく同じ地区にコマを置いているプレイヤー全員に、コマ数に応じて得点が入ります。
手番の中には、偵察というアクションもあり、エリアの中に偵察トークンを見て、そのトークンの条件を満たすと偵察トークンを獲得出来て勝利点につながったり新たな資源を獲得出来たりします。
しかし、偵察を行うと自分の手札からカードが1枚病院に送られてしまいます。医師カードを使用しないとそのカードは手札に戻ってきません。よって、偵察はプラス面もありますがマイナス面もあります。
山札が無くなるとゲーム終了です。
感想
エリアマジョリティーの部分は、半協力型になっています。エリアマジョリティーのゲームだと、自分がそのエリアを取るために他のプレイヤーを攻撃したり邪魔をしたりというゲームが多いのですが、「BLACKOUT香港」はその点それがありません。
相手への攻撃が全くないので、攻撃とかが嫌いなプレイヤーには合っているかもしれません(私は、攻撃する要素があるゲームの方が好きですけどね・・・)
なんか最近はこういう優しい(攻撃性)のないゲームが多いですね!?やはり攻撃性の高いボードゲームは流行らないのかな・・・。私は少し寂しいですね、ゲームだからこそ少し攻撃性があって良いと思いますが・・・。
今回はインスト含め4人で2時間半くらいだったでしょうか?おじさんなので、重量級ゲームでは後半集中力が切れていく感じが・・・。
最初のプレイなので、得点は気にしないでプレイの流れを覚えることに集中しようとしましたが、他のプレイヤーの方は初プレイなのに、皆さん非常に上手くカードの効果を使用してみるみる得点が増えていく!
私は、あまり計画性もないまま手札を購入したり資源を獲得していったので、ゲーム後半は良い手札が全く循環しなくなりました。
私ひとり最下位のままゲームは進んでいく・・・。当然最下位でゲーム終了!
でも、このゲームは面白そうということは分かりました。デッキ構築を上手く回せたらすごく楽しいかも!デッキ構築がメインのボードゲームだと思います。それが好きな方はかなり良いゲームだと思います。「ドミニオン」とか好きな方には合っているかも!
でも、ソロプレイ感も少し感じるところはあります。自分の手札を上手く回すことがメインで、他のプレイヤーへの攻撃も無いので、自分の個人ボードを眺めている時間が確かに多いかもしれない。
絡みが少ない点が少しマイナス点ですね・・・。
なので、ソロプレイとかなり相性がよさそうな気がします!ソロプレイのキャンペーンゲームもありますし・・・。
皆さんもプレイする機会がありましたら、是非プレイしみて下さい。かなり面白いボードゲームです。
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