ボードゲームってなんで面白いんでしょうか?
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思いついたことを書いてみたいと思います。
心理学的に、人間は目的・目標がはっきりしているものに取り組んでいるとき、集中状態(フロー体験などとも言います・ゾーンに入るとも言います)になりやすいそうです。
ボードゲーム(PCゲームなども同じですが)は、まず目標がはっきりしてますよね。つまり、勝利条件がきちんと決まっているので、その目標を到達するために何をすればいいのかが、はっきりしています。
カードゲームでトリックを取る(例えば、1番大きな数字を出せば他のカードを全部取れるなど)ために、自分はどの順番でカードを出すのか、相手の出したカードを見てどのように対応すれば良いのかなど、勝利するための目標が立てやすく、自分が何をすればよいのかが分かり易いですよね。
また、人間は「何かをコントロール出来ているという状態」が快感を呼ぶようになっているとも言われています。まさに、勝利条件という目標に向かって、ゲームをコントロールして、それが上手くいっているときなどは、おそらく脳の中が快感物質でいっぱいになっている状態だと思われます。
これも、フロー体験(集中している状態)になり易いと言われています。
また、レスポンスが早いというのも、人間には快感を覚えるということです。レスポンスとは反応、つまり自分が行った行為に対してすぐそれに対して反応が返ってくるということです。
ボードゲームは、自分が行って行為(プレイ)に対して、すぐ結果が出ますよね。上手い手をプレイすれば良い結果が出るし(有利になる)し、悪い手をプレイすれば悪い結果(不利になる)が出ます。
そして、最終的には勝敗というはっきりした結果が、長いゲームでも2時間あれば出ます。
しかし、実際の生活では、レスポンスが早いものってあまりありません。例えば、勉強すればすぐにテストで良い点取れるわけではない。仕事でも、やる気を出せばすぐに給料が上がるわけではない。レスポンスは遅いわけです。
その点でも、すぐ結果の反応が帰ってくるボードゲームは、人間には快感なわけです。
PCゲームのロールプレイングゲーム(例えば、ドラクエ)なども、レベルアップすれば(目標がはっきりしていて)、今まで倒せなかった敵が倒せるようになる(レスポンスがすぐ出る)のは楽しい(快感)わけです。
だから、勝ち負けというより、ボードゲーム中に行っている行為そのものが心理学的に快感を呼んでいる(脳内の快感物質が出ている)と思うのです。
PCゲームは一人ですが、ボードゲームは、人間同士の関わり合いがあります。この関わり合いの共感や競争や協力、それがまたゲームの快感を上げることに相乗効果があるのではないでしょうか。
その上、ゲームですから、良い結果がでても悪い結果が出ても実際の生活には何の影響もないわけです。投資とか株などをやって失敗したら損害がでますが、ゲームは失敗しても実害がないですし、失敗したら、もう1回プレイすればいいのですから・・・。
人間がゲームをする、それがなぜ楽しいのか?他にも要素がたくさんあると思います。それも、今後考えていきたいと思います。
今日は、なんでボードゲームは面白いの?について思いつくことを書いてみました。
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