こんにちは!ボドゲおじさんです!
今回は「BIG SHOT(ビッグショット)」の紹介です
Contents
都市開発が進み不動産バブルが到来しました。投資家たちは我先にと不動産に資産をつぎ込みます。
プレイヤーは資本家となり、所有権を示すキューブを競り落とし、それらを都市のエリアに上手く配置したいと考えています。
資産価値の高いエリアにキューブを置くことも大事ですが、借金地獄にご注意を!
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~4人 ゲーム時間 45分
ゲームの概要
各プレイヤーの色のキューブがたくさんあります。いろいろな色の4個で1組のキューブを各プレイヤー間で競り落とします。
競りに勝ったプレイヤーは、その4個のキューブを各エリアに自由に配置します。エリアにキューブが7個になるとエリアの所有者が確定します。エリアに最も多くのキューブがあるプレイヤーが所有権を獲得します。
所有権を獲得したエリアの数字が勝利点になります。
しかし、同数のキューブは無効になるので、場合によってはキューブの少ないプレイヤーが所有権を獲得してしまうこともあります。
キューブを競り落とすためのお金は、借金でのみしか増えません。当然、借金はゲーム終了時に全部返済しなければなりません。
最も多くの「エリアの点数+お金」を獲得したプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
ゲームボードです。13のエリアに分かれています。各エリアには数字または×2が描かれています。
所有権キューブです。各プレイヤーの色のキューブが18個ずつの計72個あります。
借用書トークンと売却済みトークンです。
コインです。最初10金所持していますが、それ以降は借金以外にコインを得る方法はありません。
サイコロ1個と不動産コマです。
所有権キューブをランダムに4個ずつボード上の18か所のオークションマス(白い丸いの部分)に置きます。
不動産コマを好きな場所に配置します。
各プレイヤーは10金を受け取ります。
以上で準備完了です。
ルール説明
スタートプレイヤーを決め、時計回りに手番を行います。
1ラウンドの流れを説明します。
1.サイコロを振る
手番では、まずプレイヤーはサイコロを振ります。出た目の分だけオークションマスを進めます。(空のオークションマスは飛ばします)
借金について
プレイヤーはラウンド中につき1回だけ、借用書トークンを1枚を受け取り、コインを銀行から借金出来ます。借用書トークン1枚目は9金、2枚目は8金、3枚目は7金・・・のコインを受け取ります。
借金のタイミングはラウンド中いつでも構いません。
下の写真の場合は銀行から7金を受け取ります。
ゲーム終了時には、借用書トークン1枚につき10金を返さなくてはなりません。(ゲーム途中に借金を返すことは出来ません)
2.競りを行う
不動産コマが止まったオークションマスにあるキューブの競りを行います。
競りの方法
サイコロを振ったプレイヤーの左隣のプレイヤーから時計回りに競りを行います。
入札する場合は金額を言い、降りるときはパスを宣言します。
パスした場合はそのラウンド中は競りに参加できません。入札する場合は当然現在の金額より大きい金額で入札します。
入札は、1人のプレイヤーが残るまで入札を行います。
競りに勝ったプレイヤーは、入札額分のコインを銀行に払い4個のキューブを受け取ります。
3.キューブを配置する
4個のキューブを受け取ったプレイヤーは、ボード上の好きなエリアに好きなだけのキューブを自由に置くことが出来ます。(ただし、所有者が確定しているエリアを除く)
下の写真のように、好きな数だけ配置できます、離れたエリアでも構いません。
下の写真のように4個まとめて配置しても構いません。
エリアの所有権について
エリアに置いたキューブが7個になった時点で、そのエリアの所有者が確定します。
所有者は基本的にそのエリアに最も多くキューブがあるプレイヤーです。
ただし、数が同じ場合はその色のキューブは無効になります。
下の写真の場合は、白3個・紫2個・赤1個・黄色1個なので白プレイヤーが所有者になります。
売却済みトークンを置き、その上に白のキューブを1個乗せます。
下の写真の場合は、白2個・紫2個・黄色2個・赤1個なので、白・紫・黄色のキューブは無効ですので、赤プレイヤーの所有になります。
たった1個でエリアが所有出来てしまう訳です!!!
注意 このゲームは、最低2エリア以上所有権を獲得しないと終了時にゲームから脱落(敗北)です!
つまり、競りに参加しないで勝つということが出来ません。
これで1ラウンド終了です。
サイコロを左隣のプレイヤーに渡し、次のラウンドに入ります。
ゲーム終了条件
18ラウンドが終わり、すべてのオークションマスからキューブが無くなればゲーム終了です。キューブが7個に満たないエリアは、今置かれているキューブで所有者を決定します。(エリアに2個ずつなどの場合は、誰もそのエリアを所有出来ません)
得点計算
まず、所有しているエリアの数字を合計します。
×2と書かれているエリアはそのエリアだけ所有しても価値は0です。隣接する9・10・11のエリアとセットで価値が出ます。
例えば、×2と隣接する9のエリア両方を所有した場合は9×2=18の価値となります。
持っているコインとエリアの合計点を加えます、そこから借用書トークン1枚につき10を引きます。
最も多くの点数を獲得したプレイヤーの勝利です。
感想
流石アレックス・ランドルフの作品です、面白い!
各エリアを所有するためには、キューブが必要です。キューブを競り落とすにはお金(コイン)が必要、しかしお金は10金しかない!
借金以外にお金を獲得出来ない所がこのゲームの特徴で、つまりゲームに勝つためには必ず借金するしかないということです!どんどん、借用書が溜まっていくのを見ながら、競りをしていきます。
エリアに4個置ければ確かに所有権は獲得出来ます。しかし、4個ずつ置いていくと効率は悪いです。出来れば2個とか、上手く置ければ1個でエリアを所有したい!
そのようなチャンスがある時には、何としても競り落としたいと思うのが人間の弱い所・・・。また、借金をしてしまいます・・・。
キューブ4個はサイコロで決まるので、欲しい色のキューブが来なかったりして、他のプレイヤーに置きたい所に逆に置かれてしまったりと多少の運もあります。
如何に効率よくエリアを所有していくのか?エリアの価値が9のところに10金以上つぎ込んでもしょうがない訳です。
とにかく、各プレイヤーは、借金まみれの状態です。単純なルールなのに、ゲームはとても良いですね、いかにエリアを効率よく所有するために、どのキューブの束をいくらで競り勝つのか、ボード上のキューブの状態は刻々と変化します。臨機応変な対応が大事!
私がボードゲーム会でプレイした時はマイナス2金(借金2)で勝利しました!このゲーム、マイナスでも勝ててしまいます。つまり本当に借金だらけのゲームと言うことです。
名作です、手に入りにくかった作品ですが、やっとリメイク作品が出ました。ぜひぜひ機会がありましたらプレイしてみて下さい。
以上「BIG SHOT(ビッグショット)」の紹介でした
アレックス・ランドルフの作品
おじさんの独断ボードゲーム評価 8点(10点満点)
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