こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「王宮のささやき」の紹介です
Contents
王宮では不平が渦巻き、不穏な空気が漂っています。まさにいま、最初の陰謀が計画されようとしています。会計士は将軍を自分の陰謀に巻き込み、メイドは密かに魔法使いに耳打ちします。
最悪なのは同じ地位の人々が手を組んだ場合です。そうなると王宮中に噂が広まり、国王は厳罰を科すでしょう!
一方忠実な家臣は国王の寵愛を得て、ゲームに勝利します。
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~5人 ゲーム時間 60分
ゲームの概要
プレイヤーは配られた手札のキャラクターカードを1枚ずつ自分の前に出していきます。場に出したカードごとに特殊効果があります。手札を場に出したプレイヤーは、即座にその効果を発動しなければなりません。
ただし、あるキャラクターカードの国王カードが出ている場合は、そのキャラクターカードの効果は発動しません。
プレイヤーが手番で出したキャラクターカードの色が次のプレイヤーの手番を決定します。各プレイヤーは最初に色を選びます、そして場に出されたカードの色のプレイヤーが次の手番を行います。よって、手番は時計回りではありません。同じプレイヤーが連続して手番を行うこともありますし、手番が前々回ってこないプレイヤーも現れまます。
これを繰り返していき、6種類のキャラクターカードを自分の前に出したプレイヤーの勝利です。そのプレイヤーは、1点を獲得します。しかし、ゲーム中に同じキャラクターカードを出してしまったプレイヤーが出たら即終了です。そのプレイヤー以外のプレイヤーは1点を獲得します。
何ゲームか行い、ある規定以上の点数を取ったプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
キャラクターカードです、7種類あります。
各プレイヤーの色ごとに7種類で各1枚の7枚あります。また、どのプレイヤーの色でもない灰色のキャラクターカードが7種類×2=14枚あります。
国王カードです。将軍カードが場に出ると国王カードが山札から1枚めくられます。国王カードは各キャラクターに対応した6枚のカード(将軍を除く)があります。
キャラクターカードの効果が書かれているカード(左側)と得点を表示するカード(右側)です。
下の写真のように、現在の得点を表示します。
キャラクターカードの効果
会計士
即座に自分の手札を公開し他のプレイヤーに見せなくてはなりません。
魔法使い
プレイヤー1人を選び、手札を1枚以上交換します。交換する前に枚数を指定します。交換するカードは各自のプレイヤーが自分で選びます。
メイド
好きな手札を1枚、裏向きにして捨てて、山札から1枚引きます。
執事
2つの「密談場」にあるカードを1枚ずつ交換します。ただし、同じキャラクターカードが並んでしまうような交換出来ません。
「密談場」とは、自分の前に置かれたカードのことを意味します。
衛兵
自分の「密談場」にあるカードを1枚手札に戻します。「密談場」にカードが無くても出すことは出来ます。
道化師
何も起こりません。ただし国王カードの道化師が出ている場合は、カードを出すことは出来ません。
将軍
国王カードの1枚、山札からめくり公開します。
準備
各プレイヤーは自分の色のキャラクターカードの効果が書かれているカードと得点を表すカード2枚を受け取り点数が0点になるようにカードをセットします。
参加プレイヤーの色のキャラクターカード7種類と灰色のキャラクターカード14枚をよくシャフルして、6枚ずつプレイヤーに配ります。残りは山札として場に置きます。
また、国王カードを裏向きでシャフルして、山札として中央に置きます。
ルール説明
スタートプレイヤーを決め、手番を行います。
プレイヤーは手札から1枚カードを自分の前に表にして置きます。この置く場所を「密談場」と呼びます。
プレイヤーが手番で行うのは、手札からカードを1枚出してその効果を発動することです。
その後、「密談場」に出されたキャラクターカードの色が次の手番を行うプレイヤーになります。
灰色のキャラクターカードが出された場合は、「密談場」の枚数が1番少ないプレイヤーの手番となります。「密談場」の枚数が同じプレイヤーが複数いる時は、カードを出したプレイヤーが次の手番を行うプレイヤーを指名します。
下の写真のように緑色のキャラクターカードを出し、魔法使いの効果を発動した後に緑プレイヤーの手番になります。
緑プレイヤーは、青色キャラクターカード道化師を出し、次は青プレイヤーの手番になります。
青プレイヤーは、赤色のキャラクターカードを出し、メイドの効果を発動し、次は赤プレイヤーの手番になります。
先程説明したよに、灰色のキャラクターカードが出された場合は、「密談場」の枚数が1番少ないプレイヤーの手番となります。「密談場」の枚数が同じプレイヤーが複数いる時は、カードを出したプレイヤーが次の手番を行うプレイヤーを指名します。
また、キャラクターカードの将軍が出されたら、国王カードを1枚めくり表にして置きます。
国王カードに書かれているキャラクターカードの効果は、その国王カードが表になっている間効果を発揮しません。ただし、「密談場」に出すことはできます(道化師の場合は、道化師を「密談場」に出せません)。次の将軍カードが出されるまで、それは続きます。
以上を繰り返していきます。
ゲーム終了条件
以下の状況になったらゲームを中断します。
①「密談場」に6種類以上のキャラクターカードを置いたプレイヤーが出る
①の場合はそのプレイヤーに1点です。他のプレイヤーは0点
②「密談場」に同じキャラクターカードを置いたプレイヤーがでる
②の場合はそのプレイヤー以外が1点となります。
得点カードを動かし現在の得点を表示します。
ゲームをリセットして最初からまたゲームを始めます。
得点が6点(3人プレイ時)5点(4人プレイ時)3点(5人プレイ時)になったらゲーム終了です。
その得点を獲得したプレイヤーの勝利です。
感想
このゲームは、6種類のキャラクターカードを「密談場」に揃えて得点することは少ないです。どちらかというと同じキャラクターカードを「密談場」に出してしまったことによる失点の方が多いです。
よって、このゲームは基本的に自分の手番が回ってこない方がありがたいボードゲームという普通と異なる感じのゲームです。一般的には手番がたくさん回ってきた方が有利になりますが、このゲームは違います。手番が回ってくるほど、同じキャラクターカードを出す確率が高まってきます。なぜなら手札はドンドン減っていくからです。
また、会計士のカードを出してしますと自分の手札を公開しなくてはならないので、他のプレイヤーに攻撃される(手番を回される)危険があります。
よって、自分の手番ではキャラクターカードを上手く利用して自分のカードを交換したり、捨てたりして同じカードを出来るだけ他のプレイヤーに回してしまうことが大事です。しかし、他のプレイヤーも同じことを考えているので結局はどちらが最後まで同じキャラクターカードを出さないようにするかの我慢比べになるケースが多いです。
相手の持っているカードを予想してそのプレイヤーに手番が回るように仕向ける必要があります。出来るだけ自分にヘイトが向かないように気を付けながら・・・。
いかに相手にカードを出させていくかの駆け引きが面白いカードゲームです。
場合によっては、特定のプレイヤーが集中して狙われる時もあるし、各プレイヤーの絡みが非常に多いカードゲームなので好みが分かれるかもしれません。
私は絡みが強いゲームの方が好きなので、この「王宮のささやき」は好きですね。
以上「王宮のささやき」の紹介でした
おじさんの独断ボードゲーム評価 7点(10点満点)
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