行商の時代 ルール&レビュー ピック&デリバリー系 ボードゲーム

B!

 

こんにちは!ボドゲおじさんです!

今回は「行商の時代」の紹介です

Contents

世界は陸路で商品が運搬される行商時代、あなたは都市と都市を商品でつなぐ商人です。世界一の富を得る大商人になりましょう。

ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~4人 ゲーム時間 45分

ゲームの概要

隣接する都市を移動しながら商品を集め、集めた商品を使用して注文カードを獲得してます。ピック&デリバリーという形式のボードゲームになります。

手番で出来るのは、移動アクション(馬車コマの移動)・積荷アクション(商品の獲得)・出荷アクション(注文カードの獲得)の内2つのアクションを行っていきます。

注文カードを獲得すると、荷物を積めるスペースが増えていき、より勝利点の高いカードを獲得することが出来ます。

また出荷アクションで使用した商品はその都市にそのまま置かれ、それを積荷アクションで他のプレイヤーが積むことが出来ます。

これを繰り返していき最も勝利点の高いプレイヤーの勝利です。

ゲーム準備

都市カードです、全部で10枚あります。

生産都市カード4枚です。

流通都市カード5枚です、右下のカードは通路カード1枚(バリアントルール)です。

馬車コマ(各1個)・商館コマ(各4個)です、それぞれのプレイヤーに配ります。

商品コマです、左から小麦(橙)・織物(白)・酒(紫)・武具(灰色)で各9個ずつあります。

注文カードです、37枚あります。上がカードを獲得するために必要な商品コマ・下が勝利点です。

特注カードです、5枚あります。獲得するためには多くの商品コマが必要です。下は終了カードです。

馬車カードです、各プレイヤー1枚ずつ配ります。馬車カードの右の四角3個は積荷スペースです。

宝石トークンです各色8個あります、赤は3点・白は1点です。

準備

各プレイヤーの自分の色の馬車コマ1個・商館コマ4個および馬車カード1枚を配ります。

商品コマは場にストックとして置きます。

生産都市カード・流通都市カードの計9枚を並べます。

下の写真は、標準的な(最初にプレイする場合の)並べ方の例です。

これ以外にもいろいろな並べ方が可能です(バリアントルール)。

使用する注文カードはプレイ人数によって異なります。(4人37枚・3人32枚・2人27枚)

注文カードを良くシャフルして山札として置き横に6枚(4人プレイ時)並べます、最も左の上に赤い宝石トークン2番目に白い宝石トークンを置きます。

その上に特注カード5枚を並べます。

以上で準備完了です。

ルール説明

都市カードの説明です。都市カードは生産都市(左)と流通都市(右)の2種類あり、生産都市ではストックにあるその生産都市に対応した商品を獲得出来ます。流通都市では商品生産はありません。

都市カードは4つの出荷エリアに分かれていて、各プレイヤーのコマの色に対応しています。プレイヤーは馬車コマ・商館コマおよび出荷アクションで使用した商品コマは自分の色の出荷エリアに置きます。

スタートプレイヤーを決め時計回りに手番を行います。

アクションは「移動」「積荷」「出荷」の3アクションから、2つを(同じアクションも可能)選んで実行します(自分の商館がある場所に自分の馬車コマがあるときは3アクション)。

移動アクション

自分の馬車コマがある都市カードから隣接した都市カードに移動します。1つの移動で1アクション消費します。

下の写真の場合は、青プレイヤーは赤の矢印の場所に1アクションを消費して移動出来ます。

積荷アクション

自分の馬車コマがいる都市カードの商品を獲得して、自分の馬車カードに置きます。1アクションで1商品獲得出来ます。

獲得できる商品は自分のプレイヤーカラー以外の商品または生産都市であればストックからそれに対応する商品です

下の写真の場合は、緑プレイヤーは馬車コマが織物の生産都市にあるので織物(白)がストックにある場合は織物の商品コマまたは他のプレイヤーの置いた商品コマ(青い丸)を1個を1アクションを消費して獲得出来ます。

緑プレイヤーは織物(白)の商品コマ1個を獲得して馬車カードの積荷スペースに商品コマを置きます。

出荷アクション

自分の馬車コマが表向きの注文カードまたは特注カードに記載された都市にいる場合に、そのカードに記載された商品を支払い、1アクションを消費してそのカードを獲得します。

注文カードの上にある赤・白の宝石トークンがある場合はその宝石トークンを一緒に1個獲得します。

獲得したカードは裏にして馬車カードにつなげて並べます。

場にある注文カードが5枚以下になったら、配置してある注文カードを先頭にずらし(赤い矢印)、山札からカードを補充します(青い矢印)。

注文カードを獲得した場合

支払った商品はストックに戻さず、都市カード上の出荷エリア内(自分のプレイヤーカラー)に置きます。

特注カードを獲得した場合

支払った商品の各種類1個ずつをストックに戻さず、都市カード上の出荷エリア内(自分のプレイヤーカラー)に置きます。

下の写真の場合は、緑プレイヤーは「港町ジュノア」に馬車コマがあります。1アクションを消費して、積荷スペースの商品コマ2個を使用して「港町ジュノア」の注文カードを獲得します。

上にある白の宝石トークンも1個だけ一緒に獲得します。

積荷スペースにあった2個の商品コマは自分の出荷エリアに置きます(ストックには戻しません)。

獲得した注文カードは裏にして自分の馬車カードの横に並べました、それによって積荷スペースが1個増えました。

商館の配置

馬車カードに並べた注文カード同じ都市の注文カード2枚または任意の注文カード3枚になった時はその都市に(3枚の時はその内のどこかの都市)自分の商館コマを自分の出荷エリアに置きます。

アクションは消費しません!

手番開始時に自分の馬車コマが自分の商館コマがある都市にある場合は、3アクションを行えます。

アクションが終了したら、左隣のプレイヤーに手番が移ります。

これを繰り返していきます。

ゲーム終了条件

次の3つの内のいずれかの条件を満たした時、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーまで手番を行いゲーム終了です。

1.終了カードが山札から場に並んだ時

2.特注カードが5枚すべて獲得された時

3.いずれかのプレイヤーが商館4つをすべて建てた時

得点計算

注文カードの勝利点・宝石トークン(赤3点・白1点)を合計します。最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

バリアントルール

その他いくつかのバリエーションルールがあります。

称号カードです。その条件を満たすと勝利点が追加されます。

都市地図の並べ方も自由に並べていろいろバリエーションを楽しめます。(説明書の写真です)

感想

ランダムに都市を並べて馬車コマを移動するところが、ちょっと「横浜紳商伝」「イスタンブール」「センチュリーイースタンワンダーズ」とかに似ている感じがしました。

普通のピック&デリバリーと異なる点は、普通は商品を使用した場合はその商品はストックに戻されることが多いのですが、このゲームでは商品がそのままその都市に残ります。

よって、その都市にまた他のプレイヤーが集まっていくという繁盛する都市はますます繁盛するというような商品の流れが出てきます。

また、注文カードを獲得していくと積荷スペースが増えていき、それによって特注カードを獲得できるようになったり、商館コマを建てることが出来ます。

どこで、商品を獲得してどこの都市の注文カードを取っていくのかジレンマを感じながらゲームは進みます。

都市カードもいろいろ繋げて遊べますので繰り返し遊べます。

ゲームとしては安定した面白さではありますが、システム的にとくに変わっている点は少ないですかね。

以上「行商の時代」の紹介でした

おじさんの独断ボードゲーム評価 6点(10点満点)

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