今回は大好きな作家「東野 圭吾」さん本の紹介をしたいと思います。

東野圭吾さん超有名な作家ですよね。私は「容疑者Xの献身」が直木賞を取ったのをきっかけに文庫本でこの本を読みました。読んだら面白すぎて、そこから東野圭吾作品を読みまくりました。他にも面白い本がいっぱいあり、かなりの冊数を読破したのですが、ひとつ思いました。

東野圭吾さんの作品は、「メチャクチャ面白い」作品と「普通(どちらかというと読まなくてもいいかな?と思ってしまう)」作品の差がすごく大きいと感じることです。東野圭吾ファンの皆さん、すいません。あくまでも私の感想です

ということで、もし東野圭吾さんの作品を読んだことがない方がいたらぜひこの作品から読んでほしいと思う作品をこれから紹介したいと思います。

映画やドラマにたくさんなっている東野圭吾さんの作品、でも映画・ドラマって微妙にまたは全然原作と違うことってありますよね。そこの点も少し書いていきます。申し訳なしですが、私は原作の方が面白い作品が沢山あると思っています。なのでぜひ原作を読んでもらいたいです。

第1位 「白夜行

ある秘密を共有する少女と少年、少女は光・少年は闇となっての20年の物語、とにかく迫力とグロテスクな点で恐ろしさを感じる作品です。日本と韓国で映画化され、日本のドラマでも放映されましたが、映画・ドラマはこの作品の50%も表現できていません、というかこの作品をおそらく完全に映像化したら放送できないと思います。文庫本で1000ページもある分厚さ、でも一気に読み切れます。この先品は推理小説ではありますが、犯罪のトリックの面白さというのではなく人間の恐ろしさ・残酷さ・悲しさを表した作品だと思います。

私の妻もこの作品は大絶賛、息子ににもこの前勧めてみたら、あっという間に読み切っていました。昔「読まずに死ねるか!」という誰かの書評がありましたが、まさにそのとおり「読まずに死ねるか」レベルの作品です。

白夜行 (集英社文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(709件)

第2位 「容疑者Xの献身

有名なガリレオシリーズの中の1作品、天才物理学者VS天才数学者の対決です。とにかく犯罪のトリックが素晴らしい!!また、後半の犯人がストーカーとなる展開からの大どんでん返し、とにかく一気に読み上げてしましました。推理小説の中では一番といっていいくらいの傑作です。映画の「容疑者Xの献身」なかなか良い出来だと思うのですが、やはり小説を読んだほうが絶対面白い!!!エンディングもやはり小説の方が好きです。論理的に完璧だったはずのものが崩されていく、犯人ではなく、数学者としての最後の苦悩が秀逸です!

容疑者Xの献身 (文春文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(580件)

第3位 「幻夜

第1位の「白夜行」の続編と言われているこの作品、白夜行の出来事後の少女から女性になった主人公の物語です。天性の美貌・天才的な頭脳・悪魔のような本性を持った主人公と、それに踊らされていくもう一人の主人公が破滅していく様子が描かれています。最後の女性の言葉が恐ろしいほど怖い・・・ぜひ「白夜行」を読んだ後に読んでください。

幻夜 (集英社文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(410件)

第4位 「流星の絆

両親を殺された兄妹が、その犯人を見つけ復讐していく、でも、その犯人の息子に惹かれていく兄妹の末っ子の妹という物語です。美しい妹がある人物が犯人の息子と知り、その息子に近づくことで犯人に近づき、犯人である証拠を得るために、恋人となり謎を探っていこうとする、しかし少しずつ犯人の息子に惹かれていってしまう自分に戸惑う妹、それを感じながらも犯人の復讐を誓う兄達・・・。推理小説としてはトリック的なものも含めて平凡なのですが、恋愛小説のように読んでもらえるといいかなと思います。妹の揺れ動く感情と、最後まで読み終わったときの清涼感がたまらない作品です。最後のプロポーズも良いし、2回繰り返して読んでしまいました。女性にも読んでほしい作品です。この作品もドラマとなりましたが、あまりにも原作とは離れすぎです、ドラマとこの作品は別物と思って下さい。

 

流星の絆 (講談社文庫) [ 東野圭吾 ]

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第5位 「新参者

加賀恭一郎シリーズの中の1作品、ある女性が殺される、誰になぜ殺されたのか加賀恭一郎はその謎を解くため下町小伝馬町の人々と関わっていく物語です。とにかく「各章ごとに疑わしい人物が登場し加賀が推理していく、しかし実はそこには優しさと人情あふれた人たちがいた」という構成で話が進んでいくという、実験的な構成が素晴らしいです。特に私は第1章の「煎餅屋の娘」が大好きで一気に小説の中に引き込まれていきました。第1章だけでも短編小説になりますよね、第1章だけで私泣けました・・・。トリックや犯人捜しの面白さでなく、構成の面白さとでもいうのでしょうか?とにかく読んでみてください。ちょっと前ドラマになりましたよね、ドラマも面白かったです。

新参者 (講談社文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(69件)

第6位 「マスカレード・ホテル

ホテルの中で犯行が起こる、それを防ぐため刑事がホテルマンに変装し、それを指導し協力していくホテルクロークの女性の物語です。お互いに非常に優秀ながら、最初は気の合わない2人事件を解決していく中でお互いを認め合っていく・・・。もう最初から、絶対このふたりは恋人になっていくんだろうなと読者に想像させる作品です。これも推理小説ではありますが、やはり恋愛小説の側面もあります。女性は読んで欲しいですね。近いうちに木村拓哉主演で映画公開されますよね。マスカレードシリーズは3作品でているけど、この作品が一番面白いです、他の作品は申し訳ないがそれほど・・・。

マスカレード・ホテル (集英社文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(86件)

 

第7位 「手紙

強盗殺人を犯した兄のために「犯罪者の弟」というレッテルを貼られ、ことごとく人生のあらゆる面で差別を受けていく弟、幸せな結婚も次第に過去が知られ子供が差別されていく苦悩。兄からは毎月のように弟に獄中から手紙が届く、それを無視する弟・・・。家族って何なのか?・絆とは何なのか?・世の中にきちんとした答えなんかあるのか?・正しい事って何なのか?差別ってなくならないの?いろいろ考えさせられる作品です。これもラストが涙出てくる。いろいろな人にぜひ読んで欲しい作品です。これも映画・ドラマになりました。

手紙 (文春文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(529件)


第8位 「悪意

これも加賀恭一郎シリーズのなかの1作品。ある男性が殺害される、加賀恭一郎が事件を追ううちにある容疑者が浮かび、その容疑者は犯人として逮捕される。そして犯人も自供を始める。ここまでで全体のページ数の半分くらいの内容です。なんなんだこんなに早く犯人が分かって終わりじゃないか、ここからどのような展開になるのか?変な作品?あまり面白くないと、その時点で私は思いました。しかし、違うのです。ここから加賀恭一郎の抜群の推理が進みます。そして最後に本当のこの作品の題「悪意」の意味が判明します。うーんと唸らされる作品です。でもとても怖い、人間って本当に恐ろしいなと思わせる作品、ネタバレしてしまいますので後半は書けません。

悪意 (講談社文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(317件)


第9位 「名探偵の掟

テレビドラマで最初に見て面白いと思って作品を読みました。推理小説の「アリバイ」「密室トリック」などというネタをギャグにしたり、あと「名探偵ではないのに名探偵と思っている探偵」、本当は優秀なのに「名探偵のわき役として、おっちょこちょいな役をわざと演じる中年刑事」などがドタバタを繰り返し、事件を解決していくという読書中も思わず笑ってしまいそうな作品です。東野圭吾さんはこういう作品も書けるんだと感心してしまいます。

名探偵の掟 (講談社文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(135件)

第10位 「秘密

これも有名、広末涼子さんが主演で映画化されましたよね。ある日3人家族の夫・妻・娘が事故を起こし妻は死亡してしまう。しかし、妻の魂は残り、娘の肉体を借りて生きていくという物語です。夫と娘の体を持つ妻との奇妙な2人の生活、このことは2人の間の絶対の「秘密」としなければならない、しかしある日から徐々に娘の体に娘の意識が戻っていき妻の意識は薄れていく・・・妻と別れる日がどんどん近づいていく・・・。題名「秘密」しかし最後まで読んで読者は驚きます。最後の最後にわかる本当の「秘密」の意味・・・う~ん凄すぎます。このラストにびっくりしますよ。でも感動もします。

秘密 (文春文庫) [ 東野圭吾 ]

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感想(494件)

以上東野圭吾さんの作品紹介でした。熱中して書いていたらあっという間に時間が過ぎてました。ぜひ東野圭吾さんの作品読んでいないという方は、上の10作品どれでもいいので読んでください。

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