目撃者たちの夜 殺人鬼をボイラー室に閉じ込めろ! 超シンプルなルールの正体隠匿系カードゲーム

B!

こんにちは!ボドゲおじさんです!

今回は「目撃者たちの夜」の紹介です

Contents

我々は、ある夜、遠く人里離れた山奥の館に招待された客人です。ところがその夜主催者である館の主が何者かによって殺されてしまいました。

警察による捜査は朝を待たなければなりません。殺人鬼はこの中にいます。

客人全員で相談し、殺人鬼と疑わしき人物を投票で決めて、地下にあるボイラー室に朝まで拘束しようと決まりました。

みんなで相談し推理してみごと殺人鬼を見つけ出しましょう!

とてもシンプルな正体隠匿系カードゲームです。

ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 3人~6人 ゲーム時間 10分

ゲームの概要

各プレイヤーに場所カードを配り、表にして前に置きます。そして、投票カードを受け取ります。

スタートプレイヤーは、他のプレイヤーに見えないように、山札から人物カード2枚をめくります。その中から1枚を選び場所カードの上に裏のまま乗せ、残りの1枚を隣のプレイヤーに渡します。

カードを渡されたプレイヤーは、山札から人物カードを1枚めくり、1枚を選び、残りを隣のプレイヤーに渡します。これを繰り返していきます。

最後のプレイヤーは、1枚を選んだら残りの1枚の人物カードを、客間カードの上に裏にして乗せます。

その後、プレイヤー全員で相談し、各プレイヤーは投票カードを出します。投票カードが1番多い場所にいる人物カードはボイラー室に置かれます。

一斉に人物カードを表にします。殺人鬼がボイラー室にいれば客人の勝ち、殺人鬼がボイラー室に以外にいれば殺人鬼の勝ちです。(ゲームのレベルが1から8まであるので、登場人物によって勝利条件も変わります)

ゲーム準備

人物カードです。いろいろな人物がいて、ゲームのレベル(難易度)によって使用する人物・枚数が異なります。

場所カードです。各プレイヤーは1枚受け取り自分の前に置きます。その人物が現在いる場所を表します。

投票カードです。客間とボイラー室以外の6枚を各プレイヤーは受け取ります。

人物タイルです。そのゲームに登場している人物が分かるように、ゲーム中表にして置いておきます。

ゲーム準備

使用する人物カードとそれに対応する人物タイルを選びます。人物カードは裏にしてよくシャフルして山札として場に置きます。

人物タイルは、中央に表にして置きます。プレイヤーは今回登場する人物をこれで確認します。

客間ボイラー室カードは場の中央に置きます。

人数分の場所カードを選び、各プレイヤーに1枚ずつ配り、その場所カードを自分の前に置きます。投票カードの組を各プレイヤーに配ります。

下の写真は、レベル2でプレイヤー数が4人の時です。殺人鬼・共謀者・客人3人の計5枚です。(レベルやプレイヤー数によって使用する人物が異なります)

以上で準備完了です。

ルール説明

1.人物の目撃と選定

スタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーは人物カードの山札から2枚のカードを引きます。

他のプレイヤーに見られないようにして1枚を選び、自分の前の場所カードの上に裏のまま選んだ人物カードを乗せます。残り1枚の人物カードを隣のプレイヤーに渡します。

カードを渡されたプレイヤーは、人物カードの山札から1枚引いて、2枚から1枚を選び、自分の前の場所カードの上に乗せます。残りの1枚を隣のプレイヤーに渡します。

これを繰り返していきます。最後のプレイヤーは2枚の人物カードから1枚選び自分の前の場所カードの上に乗せます。残りの1枚を場にある客間カードの上に、裏のまま置きます。

各プレイヤーは隣のプレイヤーに人物カードを渡すときに、「殺人鬼は〇〇に移動しました」とか「殺人鬼は目撃していません」などと真実または嘘を言って、ヒントや逆に混乱させたりすると面白いです。

2.相談

人物タイルを見ながら、各プレイヤーは目撃情報を交換しながら、どこに殺人鬼がいるのかを相談します。

当然、殺人鬼や共犯者のプレイヤーは嘘を言って構いませんし、善良なプレイヤーは出来るだけ真実を言って殺人鬼のいる場所を推理していくのです。

相談の時間は、予め決めておくと良いと思います。(例えば5分とか)

3.投票

相談が終了したら、各プレイヤーは自分の投票カードから、殺人鬼がいると思われる場所の投票カードを裏にして自分の前に置きます。

全員が投票カードを出したら、投票カードを一斉に表にします。1番投票数の多い場所にいる人物カードをボイラー室の上に裏のまま置きます。(投票数最多が複数いる場合は、すべての人物カードをボイラー室に置きます)

カードによっては特殊効果がある人物カードがあるので、それに従います。

人物カードの特殊効果

富豪 2票投票できる

探偵 相談中に公開すると指名したカードを強制的にボイラー室に置く

弁護士 投票時に正体を公開して、投票した相手の票を無効化する

爆弾魔 自分がボイラー室に入ると1人勝ち

その他に執事などの人物カードもあります。

ゲーム終了条件

全員のプレイヤーは人物カードを表にします。

・殺人鬼がボイラー室にいない場合は、殺人鬼・共犯者の勝利です。

・殺人鬼がボイラー室にいる場合は、殺人鬼・共犯者以外のプレイヤーの勝利です。

・爆弾魔がボイラー室にいる場合は、爆弾魔の1人だけの勝利で、それ以外のプレイヤーは敗北です。

ゲームレベルと使用する人物カード一覧

下の写真は、説明書にあるレベルとプレイ人数による人物カードの使用枚数です

レベル7までの写真ですが、実際はレベル8まであります。

感想

なるほど、こんなにシンプルな正体隠匿系カードゲームがあるんだというのが正直な感想です。

だって、やることは、2枚のカードから1枚選んで隣に渡すだけですから・・・。あとは相談して殺人鬼のいる場所を当てるだけ。

しかし、そんなシンプルルールなのに非常に悩ましく面白いカードゲームになっていますよね。プレイヤーが言っていることが真実なのかウソなのかを見破る相談の時間が面白いですね。

もし、自分の手札に客人のカードがあって、殺人鬼のカードを引いたら、隣のプレイヤーに「殺人鬼は目撃していないと」といって客人カードを渡したり、逆に殺人鬼カードを渡して「殺人鬼が〇〇に逃げるのを見ました」と言っても良いし・・・。

でも、それが真実を言っているのかウソなのかは分からない訳です。また、共犯者爆弾魔のように殺人鬼の味方や全く勝利条件の異なるプレイヤーがいると、本当に混乱してしまいます!

「私は、殺人鬼が書斎に逃げるのを見た!」とか「いや私は全く殺人鬼を見かけていない!」とか・・・。ゲームの題名通りに目撃者たちの証言がヒントになる訳です。(ヒントにならないかも知れません?)

殺人鬼がウソを言っているのか?客人が真実を言っているのか?それとも共犯者なのか?

短時間で出来る正体隠匿系ゲームとして、面白いと思います。初心者の方とプレイしても楽しいと思います。

以上「目撃者たちの夜」の紹介でした

正体隠匿系ボードゲームの紹介

おじさんの独断ボードゲーム評価 7点(10点満点)

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