こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「エレベーター前で」の紹介です
Contents
さあ、今日は家族みんなでデパートでのお買い物。でもエレベーター前は大混雑です。お目当てのフロアにうまくたどり着くことができるかな。
ママはパパの前へ、グランパは女の子の前へと、わがままなお客たちは列に割り込み放題です。しかも仲の良い3人組は列を離れてカフェに行ってしまいます。あなたの家族は無事にエレベーターに乗り込むことが出来るのでしょうか?!
上手くカードを並べて、自分の家族をエレベーター前近くに並ばせましょう
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~4人 ゲーム時間 30分
ゲームの概要
各プレイヤーは、手番でカードを1枚エレベーター前に並べていきます。
エレベーター前にできた行列に並んで、定員制限のあるエレベーターに自分の家族(プレイヤーの色のカード)を乗り込ませると得点になります。目当てのフロアへ向かうエレベーターに乗り込めると得点が2倍になります。
列に割り込んだり(特定のカードの前に置ける)、迷子はその家族を列の最後にしてしまったり、異なる家族のママやパパなどなどが3人揃うとカフェに行ってしまったり(列から取り除く)といろいろなことが起こります。
ゲームは3ラウンドで行われ各ラウンドごとに得点計算を行います。3ラウンドで1番得点合計の大きいプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
人物カードです。各色が7人家族(7枚)になっています。5色の計35枚です。
左から「女の子」「男の子」「ママ」「パパ」「グランマ」「グランパ」「迷子」です。
人物カードの裏面は各家族の色になっています。
ファミリーカードです、ゲーム中に各プレイヤーの前に置いて各プレイヤーの色が分かるようにします。
エレベーターカードです。Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3種類が3色あり(計9枚)各ラウンドごとに3枚並べます。
ゲーム準備
2人または4人プレイ時はすべてのカード35枚を使用します。
3人プレイ時は4家族分の28枚からプレイヤーの色でない人物カードから1枚ランダムに抜きます。(計27枚)
各プレイヤーの色のファミリーカードを自分の前に置きます。
まず最初に、各プレイヤーは自分の色の人物カードを裏にしてランダムに2枚取ります。これが最初の手札となります。
エレベータカードの同じ色のカード3枚をⅠ・Ⅱ・Ⅲの順に重ねて並べます。
すべての人物カードをよくシャフルして、各エレベータカードの横に表にして1枚ずつ置きます。
残りの人物カードは、3つに分けて山札にしてエレベータカードの横に置きます。
以上で準備完了です。
ルール説明
スタートプレイヤーを決め、時計回りに手番を行います。
手番ですることは手札からカードを1枚選んで3列のカードの好きな列の最後に配置するだけです。その後3つの山札の好きなところから1枚カード補充します。
つまり、常に手札は2枚になります。
配置したことによって人物カードの特殊能力が発動します。特殊能力が適用できる場合は、必ず能力を適用しなければなりません。
特殊能力について
1.割り込み能力
ある特定のカードを列の最後に配置すると特定のカードの前に割り込んで配置出来ます。
例えば、下の写真のように緑の「パパ」を配置すると青の「グランマ」の前に配置出来ます。赤い矢印のように移動してその他のカードを1つずつ右に移動します。
下の写真は各プレイヤーに配られるプレイヤーカードですが、ここに割り込み能力の説明があります。どのカードがどのカードの前に割り込めるか描いてあります。
例えば、1番上にあるのは「女の子」カードを配置すると、「男の子」カードの前に割り込んで配置できる、「男の子」カードを配置すると「ママ」カードの前に割り込んで配置できる、ということです。
2.迷子能力
「迷子」カードを列の最後に配置すると、その列の同じ色の家族カードでよりエレベーターに近い家族が「迷子」カードの後ろに並びます。
下の写真の場合、緑の「迷子」を列の最後に置いたのでエレベーターに近い同じ色の緑の「グランパ」は列の最後に移動します。
3.カフェ能力
同じ列に同じ人物が3枚並ぶと、そのカード3枚は列の最後にカードを置いたプレイヤーが取り除いて自分の前に表向きに置きます。
下の写真の場合、「男の子」が列の最後に置かれたので3枚の「男の子」は緑の「男の子」を出したプレイヤーが獲得します。
以上をの手番を繰り返し、山札が無くなったら各プレイヤーが1回ずつ手番を行って1ラウンド終了です。終了時には手札が1枚になる訳です。
ラウンドごとに点数計算を行います。(ゲームは3ラウンド行います)
得点計算
エレベーターカードの下には数字が描かれています。エレベーターカードの横に並べられた人物カードは、その数字の得点を獲得します。また上に描かれている人物の場合は得点が2倍になります。
下の写真の場合は、エレベータに近い3枚までが得点出来て「女の子」「男の子」の場合は得点が2倍になります。
例えば下の写真の場合、青の「グランマ」は2点・赤の「グランマ」は2点・黄色の「ママ」は3点・茶色の「グランパ」は4点×2=8点になります。各色のプレイヤーは自分の色の人物カードの得点を獲得します。
ただし、迷子カードは常に0点となります。
カフェ能力によって自分の前に置かれた人物カードは3枚セットで1点です。「迷子」3枚セットのみ2点です。
点数計算が終了したら、次のラウンドに入ります。エレベーターカードを1枚めくります。
最初と同じようにゲームを準備します。
ゲーム終了条件
3ラウンドが終了し、3ラウンドの得点合計が最も大きいプレイヤーの勝利です。
感想
人物カードを置くことによって起こる特殊能力のゲームルールが、家族がエレベーターに並ぶというテーマに合っていて、ルールの理解がしっくりくるカードゲームですね。
ゲームルールとゲームのテーマが合っているというのはボードゲームにはすごく大事ですよね!ルールが理解しやすくなるしルールを忘れにくいですよね。
手札が2枚しかないので、考える時間が少なくなるので待っている時間はあまり気になりません。自分の色のカードは出来るだけエレベーターの近くに、その他のプレイヤーの色は出来るだけ特殊効果で列の最後の方に移動させたり、中立のカードを上手く利用するのも大事です。
また、カード補充の山札も裏の色でどのプレイヤーのカードなのかが分かるので、それも考えてカードを補充するのも重要です。ラウンドの最後の方になれば、場に出ているカードを見れば山札のカードの種類もかなり推理しやすくなるので、どのカードを取るのかも考える必要があります。
このゲームは、最後の数手でかなり列の順番が変わるので、最後まで気が抜けません。
1ラウンドは4人でも35枚しかカードが無いので10分もかからないで終わります。3ラウンドプレイしても20分から30分くらいでしょうか。
ただし、手札が2枚なのでなかなか上手くカードを利用して場に出すのが難しい感じです。かなり運の要素が大きいゲームかな?!まあ3ラウンドあるので多少運の要素が少なくなっているかな。
このゲームは、手札3枚くらいでも良かったような気がしますね!?カード運の要素が大きくて場をコントロールするのが難しいです。まあそれも含めてみんなで楽しめるゲームということなんでしょう。ゲーマーの方には、ちょっと物足りないかも知れません。
しかし、最初にも書いたように、ルールとテーマがマッチしているので、ゲーム初心者の方でもプレイしやすいし、カードゲーム入門としては最適だと思います。
以上「エレベーター前で」の紹介でした
カード配置系ボードゲームの紹介
おじさんの独断ボードゲーム評価 6点(10点満点)
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