こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「カルテル」の紹介です
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刑事として7つのマフィアのグループを捜査していき、メンバーを逮捕していかなければなりません。それとも、罪を見逃して賄賂を受け取ってしまうのか?!
あなたは、どちらを選びますか?!
シンプルなルールで、ジレンマが味わえるライナークニッチィアの「カルテル」です。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 2人~6人 ゲーム時間 15分
ゲームの概要
サイコロを振って刑事コマをサイコロの目以内の数だけ進めます。プレイヤーは、その刑事コマが止まった所のタイルを獲得します。
獲得したタイルの内、賄賂タイルは3点を、子分タイルはその子分の数だけマイナス点となります。
しかし、各色のボスタイルが獲得されると、そのボスタイルは刑務所ボードに行ってしまいます。そうすると、同じ色の賄賂コマは0点に、子分タイルは子分の数だけプラス点に変化します。
これを繰り返していき、最も多くの得点を取ったプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
刑事コマとサイコロです。サイコロは2・3・4の目が2個ずつあります。
マフィアのボスタイルです。7色あります。
各マフィアの子分タイルと下段は賄賂タイルです。1つの色に子分タイル1・2・2・3の4枚と賄賂タイル1枚があります。
裏面は数字が描かれています。これは、ボスが捕まって刑務所ボードに入った時に裏返します。その時の点数となります。
マフィアのグループが7つの7色あります。
刑務所ボードです。
刑務所ボードを中央に置き、すべてのタイルを表向きにランダムに円状に並べます。任意の場所に刑事コマを置きます。
以上で準備完了です。
ルール説明
スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。
手番になったら、サイコロを振ります。
出た目以内のマスだけ刑事コマを進めます。
例えば2の目が出たら、1つまたは2つ進めることが出来ます。
刑事コマが止まったタイルを取り自分の前に並べます。
ただし、ボスタイルを取った時は、
ボスタイルを刑務所ボードに裏返しにして置きます。その時、自分の前にある同じ色のタイル(同じマフィア)は、裏返します。
注意 また、これ以降、刑務所に入ったボスタイルと同じ色のタイルを取った時は自分の前に裏返して置きます。
以上を繰り返していきます。
ゲーム終了条件
ボスタイルが5枚刑務所ボードに置かれたらゲーム終了です。
得点計算
表のままのタイル
子分タイルは人数分だけマイナス点・賄賂タイルは3点
裏になったタイル
子分タイルはその数字分の得点・賄賂タイルは0点
下の写真の場合は、表のままのタイルが ー4点+3点=-1点・裏になったタイルが1+2+1+0+3+2=9点なので、合計8点となります。
勝利条件
最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
感想
最近のボードゲームはルールが複雑な作品がドンドン出てきている中で、こういうシンプルなルールのゲームが発売されるのはとても良い事だと思います。
ルール複雑ないわゆる重ゲーと呼ばれている物は、確かにゲーム好きな人が集ってプレイすれば確かに楽しい!しかし、ゲームのルールを理解するまでが大変な物が多く、それだけで疲れてしまうこともありますよね。インストだけで30分以上とか・・・。
それに対する、クニッツィア先生の「ゲームってこういうシンプルで面白いものがあるよ!」という最近のゲーム事情に対して意見を表明したかったんじゃないかな・・・。以前発売された「ブルーラグーン」もシンプルなルールなのにとても面白いですからね!
インストが5分くらいで終わるし、ゲームをあまり知らない人にも勧め易いし、誘い易いです。
この「カルテル」もシンプルなルールでジレンマが味わえるクニッツィア特有のゲームに仕上がっています。自分はどの色のタイルを集めるのか?、どの色のボスを刑務所に入れるのか?また、他のプレイヤーは何色を集めているのかなど、見てすぐにゲームのポイントが分かり易いですね。
ただし、ゲームをよくやっているプレイヤー同士の場合は、相手のタイルが公開状態なので、終盤の数手はある程度点数が読めてしまい、大逆転というのもあまりないので、後半は勝負がついてしまい、少し面白さが減ってしまうときもありますかね。
あと、クニッツィア独特のジレンマはありますが、少し物足りない感じもしました。もう1つくらい得点要素または失点要素があっても良かったような気がしますけど。
お手軽にジレンマを味わいたいゲームをする場合には良いゲームかもしれません。
また、ゲームの箱の形が独特で面白いですね。縦長の箱、でも持ち運びにはどうなんでしょうか・・・。
以上「カルテル」の紹介でした
シンプルなルールのゲーム紹介