こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「ベニスコネクション」の紹介です
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「ハゲタカのえじき」「チャオチャオ」「ウミガメの島」など数々の名作を世に出してきた名ゲームデザイナーアレックス・ランドルフのボードゲームです。
たった5分という短時間ゲームなのに、奥深く面白いかつ数学のような美しさがある!
名作ゲームと言っても過言ではありません。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 2人専用 ゲーム時間 5分
ゲームの概要
タイルを交互に1枚~3枚まで置いていきます。
自分の手番でタイルを配置したときに、運河を1周出来る輪ができれば勝ちです。
または、自分の手番のときに、タイル配置前に「これは輪が出来ません」と宣言し、その後相手プレイヤーが残りタイルを使って輪を作れなければ勝ち、作れれば負けです。
ゲーム準備
16枚の運河タイルです。両面に運河が描かれていて片面がI字裏がL字になっています。
拡張タイルです、4枚あります。片面がT字でその裏面がI字が2枚・L字が2枚となっています。
拡張タイルは単にこの4枚を加え、20枚のタイルでゲームをプレイします。よって、盤面がより複雑化します
ルール説明
基本ルールでは16枚の運河タイルを使用します。ゲームに慣れてきたら拡張タイルを入れて20枚でプレイします。
スタートプレイヤーを決めて、交互にタイルを配置していきます。
配置ルール
手番プレイヤーは1枚~3枚までのタイルを選び場に配置していきます。タイルはどちらの面を使用しても構いません。
① 配置するときは、すでに配置しているタイルに辺が接するように配置します。斜めに配置は出来ません。
② 2枚・3枚のタイルを配置するときは、その複数枚のタイルが一直線になるように配置します。(下の写真)縦でも横でもどちらでも構いませんが、とにかく一直線に配置します。
下の写真のように3枚がL字型になるように配置してはいけません。
③ 運河が繋がるように配置しなければなりません。
下の写真のようにタイル3枚が一直線に配置されていますが、運河が繋がっていないのでダメです。
以上の①~③の配置ルールを守りながら交互にタイルを配置していきます。
ゲーム終了条件
自分の手番で、運河タイルを配置した時に、運河が繋がって輪になればそのプレイヤーの勝ちです。
自分の手番の時に、タイル配置前に「この運河は繋がらない」と宣言します。
その後、相手プレイヤーは残りのタイルを使い運河が輪のように繋がるようにタイルを配置していきます。
運河が繋がらなければ、宣言したプレイヤーの勝ち、繋がれば相手プレイヤーの勝ちです。
下の写真の場合、「運河が繋がらない」と宣言すれば、宣言したプレイヤーの勝ちです。
残り6枚ではどうやっても繋がりませんね!
練習問題
このゲームはパズルを解くような面白さがあります。以下に2つ問題を出します。
次が自分の手番です。どのようにタイルを置けば勝てますか?
(これは説明書に載っている問題です)
問題1
問題1解答
問題2
問題2解答
なぜ勝ちなのかは皆さん考えてみてくださいね!
感想
さすがアレックス・ランドルフさんです、こんなシンプルルールなのに悩ましくかつ考えさせられるゲームが出来てしまうとは・・・。
短時間・ルール簡単・奥が深いっていうゲームが私の理想のボードゲームなんですよね。
そういう意味では、ライナークニッチィアの作品とかも大好きなんです。
16枚のタイルなので、今の時代ならコンピューターでプログラムを組めば、必勝法がありそうな気もします・・・が、しかし、人間同士で気軽にプレイする分には十分面白さが詰まった作品になっています。
アレックス・ランドルフさんの作品は、簡単なルールなのに人間のある部分をくすぐる不思議な魅力があるんですよね!?子供でも楽しめて同時に大人も楽しいというゲームがたくさんあります。とてもすごいゲームデザイナーだと改めて尊敬します。
アレックス・ランドルフさんは、日本にも何年か住んでいて将棋も好きで、確か将棋初段を取っていたと思います。このゲームも詰将棋のにおいがするんですよね(ちなみに私も将棋が好きで将棋3段です)。
囲碁の詰碁にも似ている・・・。
3手・4手・5手先を読んでタイルを配置するのがめちゃくちゃ面白い、パズルゲームを解くのに似ています。
まだ基本の16枚でしかプレイしていませんが、拡張タイル4枚をいれたらもっと面白くなるのは当たり前という感じでしょうか!
とにかく短時間で面白さがギュッと詰まったボードゲームです。
パズル好き・アブストラクト好きな人には最適だと思います。
皆さんぜひプレイしてください。
アレックス・ランドルフさんのボードゲーム紹介
おじさんの独断ボードゲーム評価 8点(10点満点)
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