こんにちは!ボドゲおじさんです!
今回は「SENATORS(セネターズ)」の紹介です
Contents
共和制末期のローマにおいて、あなたは派閥の長となり富を用いて元老院での支持を買い求めます。最も多くの指示を集め「カエサル」となることがあなたの目的です。
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 3人~5人 ゲーム時間 60分
ゲームの概要
資金を集め、その資金で支持者の議員を集めることがゲームの目的です。
まず毎回イベントカードがめくられイベントが起こり、その効果を解決します。
その後、次の3つのアクションから1つを選び、それを行います。
「競売」は、他のプレイヤーに資源カード・元老院カードを売りつけます。
「強請(ゆすり)」は、相手を強請ってカードまたはお金を他のプレイヤーから取り上げたりします。
「清算」は、資源カードを市場で売ったり・支持者を集めたりします。基本的にお金10金で1人の支持者を増やすことが出来ます。
これを繰り返していきます。
イベントカード「戦争」の4枚目がめくられたらゲーム終了です。
最も支持者の議員の多いプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
市場ボード3枚と元老院ボード(右側)1枚です。
資源カードです、6種類あります。
資源カード1種類で、1~9までの数字が描かれた9枚です。計54枚あります。
元老院カードです、4種類15枚あります。
イベントカードです、6種類22枚あります。
競売用キューブと議員ディスクです。
コインです。
ついたてです、コインの額は非公開情報なので、コインをついたての中に置きます。
選択ルールで使用する支援カードです、9枚あります。
準備
市場ボードと元老院ボードを順番に並べます。それに対応する市場カードと元老院カードを良くシャフルして山札としてその上に置きます。
元老院トラックには議員ディスクを置きます。このトラックの数字が支持者の議員の数を表します。
競売用キューブ各4個とついたてを配ります。
左から、資源カード1~3・資源カード4~6・資源カード7~9・元老院カードの山札となります。
各プレイヤーは資源カードの各山札から1枚ずつカードをめくり3枚を手札とします。
イベントカードを良くシャフルして、脇に置きます。
(イベントカードは戦争カードが固まらないように、「戦争」カードを2つの山に分けてシャフルした後にまとめます)
コインをスタートプレイヤー10金・2人目13金・3人目16金・4人目19金・5人目22金を配ります。
手札のカード・コインの額はゲームの間は非公開情報なので、コインをついたての中に置きます。
以上で準備完了です。
ルール説明
手番では、以下の順に行います。
1.イベントカードをめくる
2.以下のアクションから1つ選ぶ
アクションA 競売
アクションB 強請(ゆすり)
アクションC 清算
1.イベントカードをめくる
イベントカードを1枚めくり、そのイベントの効果を解決します。
イベントカードの紹介
内部紛争
全員5金を払う。「属州総督」カードを持っている場合は払わなくて良い。
財政赤字
全員がコインを秘密裏に握ります。それを公開して、合計値がそのカードの数字以上なら最高値のプレイヤーが議員を1人獲得する
合計値がそのカードの数字未満なら最小値のプレイヤーが議員を1人失う。
属州総督裁判
全員が手元にある「属州総督」カードを失う。
新任の議員
手番プレイヤーは15金で議員を1人買収できる。パスした場合は左隣のプレイヤーから順番に買収の権利が移る(金額が1金ずつ減っていく)
院内多数派
自分の支持者の議員の数より少ないプレイヤーの人数×2金をもらう
戦争
全員が秘密裏にコインを握り、一斉に公開。最も多くのコインを握っているプレイヤーが議員を1人増やす。すべてのプレイヤーの握ったお金を銀行に払う。
2.アクションを1つ行う
イベント解決後は以下のA・B・Cのアクションから1つを選びます。
アクションA 競売
各ボード、左側から資源カードの1~3・資源カードの4~6・資源カードの7~9・元老院カードの上にある山札を1枚めくります。
手番プレイーの左隣から順番に4枚の各カードに値段の所に各1個の競り用キューブを乗せます(任意)。
各プレイヤーは、既に価格が付いている場合はそれ以上の価格にしなければなりません。
すべてのカード4枚に値段を付けても良いですし、まったく値段を付けなくても構いません。
注意 手番プレイヤーは競りに参加しません
手番プレイヤー以外が競りを終了したら、手番プレイヤーは値段の着いた各カードについて以下のどちらかを行います。
1.最高値を付けたプレイヤーからその値段のコインをもらいカードを渡す。
2.最高値を付けたプレイヤーからその値段のコインを払い、自分のカードにする。
価格が付かなかったカードは、無料で手番プレイヤーが獲得します。
各プレイヤーは競売で買った、資源カード・元老院カードは公開して自分の前に置きます。
アクションB 強請(ゆすり)
このアクションを行う場合は、まず銀行から3金を受け取ります。
手番プレイヤーは左隣のプレイヤーから順番に1回ずつ「強請」を行えます。
各プレイヤーの手元に公開されているカードに対して、任意の値段を宣言します。宣言を受けたプレイヤーは次の2つの内1つを選びます。
1.指定されたカードを宣言した値段で渡す。宣言したプレイヤーはその値段のコインを払う。
2.カードを渡す代わりに、宣言された値段のコインを払う。
この場合に手番プレイヤーが獲得した資源カードは手札(非公開)になります。獲得した元老院カードは公開です。
アクションC 清算
「資源の売却」「議員の買収」「元老院カードの使用」を好きな順番で何回でも行うことができます。
「資源の売却」
資源カード3枚1組でコインを得る。
資源カードは「すべて同じ色」か「すべて同じ数字」の時にその数字の合計分のコインを得ます。
「同じ色の数字の連番」のときは数字の合計+15金を得る
その資源カードは捨て札となります。
下の写真の場合、上段左は14金・右は21金・下段は12+15=27金となります。
「議員の買収」
10金を払って議員を1人買収する(元老院トラックを1つ右に移動する)。
「元老院カードの使用」
カードの効果を使用する、使用後は捨て札とする。
元老院カードの効果
執政官
「議員の買収」のときにこのカードを出すと、7金で議員を買収出来ます。
財務官
「資源の売却」のときにこのカードを出すと、どのような資源カード3枚でも売却出来ます。
属州総督
各属州総督は6色の資源に対応しています。資源カードのワイルドカードとして使用出来ます。
また、イベントの内部紛争が発生した時に5金の支払いを免れます。
監察官
「議員の買収」のときにこのカードを出すと、自分より議員を多く持っているプレイヤーから議員1人を奪います。
以上を繰り返していきます。
繰り返しになりますが、手札のカードとお金は非公開、競売で買ったカードは公開です。
ゲーム終了条件
イベントカードの「戦争」の4枚目がめくられたら即ゲーム終了です。
得点計算
最も支持者を集めている(元老院トラックのディスクが最も右側にある)プレイヤーの勝利です。
選択ルール
後援カードを、ゲームの最初にプレイヤー人数+1枚をめくり並べます。スタートプレイヤーに右隣から順番に1枚取り自分の前に置きます。残ったカード全て箱にしまいます。
後援カードは、ゲーム中捨てられることが無く効果は永続的に続きますが、「強請」の対象になります。
例えば
上段左の「最高神祇官」は、資源カードの1を売却するときに追加で9金もらえる
上段中央の「法務官」は、このカード所有者は「監察官」の対象とされない。
など様々な効果のカードが9枚あります。
感想
「競売」「強請」という今までにあまりないシステムのゲーム(私の知っているかぎりにおいてですが)ですね。
競売は、自分の資源を他のプレイヤーに売りつける、相手がつけた値段で嫌ならば自分で買い取るというのが新しいですね。
強請は、自分が欲しいカードまたは相手が大事そうに持っているカードを強引にお金を払って奪いとる感じ、取られるのがいやなら金を払わせるというのも面白い。
どのくらいの値段なら相手が払うのか?また相手はあきらめるのか?駆け引きが重要なゲームです。
しかし、お金が非公開情報なので相手がどれくらいのお金を持っているのか?!うーん悩ましい!
イベントカードの効果も競りの要素があるのもあって悩ましい・・・。
とにかく、お互いのプレイヤー同士の絡み(インタラクション)が多いゲームになっています!
直接にプレイヤーとのバリバリの絡みがあるボードゲームなので面白いのですが、そういうゲームが合わない人にはどうでしょうか?!(私は好きです!)
好みが分かれそうですね。
以上「SENATOR(セネターズ)」の紹介でした
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