リキュール・ザ・ゲーム お酒でも飲みながら・・・ カードゲーム ボードゲーム

 

こんにちは!ボドゲおじさんです。

今回は「リキュール・ザ・ゲーム」の紹介です

Contents

日本のゲームデザイナーによる、リキュールをつくるカードゲームです。手軽ながら、得点するためにいろいろな要素があり場にあるカードをうまく選んで、より良いリキュールをつくっていきます。

ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~5人 ゲーム時間 30分

ゲームの概要

プレイヤーは世界一のリキュールメーカーを目指して、様々なリキュールを造ります。顧客からの注文の「オーダーカード」に書かれたようなリキュールを造るために、基になるお酒の「ベースカード」にいろいろな「フレーバーカード」を加え、顧客の注文に応えます。

また、「トレンドカード」に合ったリキュールを造れば更に売り上げが伸びます(得点が上がる)。

また品質の良いリキュールを造れば、最後に賞を取ることも出来ます。また更に売り上げが上がります。

ゲーム終了時に、プレイヤーの獲得した売り上げ本数(得点)の最も高いプレイヤーの勝利です。

ゲーム準備

ベースカードです。ブランデー・ラムなど5種類のお酒があります。

左上のある数字が、MAX値(カードに付けられるフレーバーカードのコストの合計)です。

その下にある3つの数字が上から、深み・甘み・香りを表します。

下の写真の場合、ベースカード「ブランデー」のMAX値5・深み1・甘み1・香り2です。

フレーバーカードです。薬草・果実・添加物・特殊の4分野の計28種類あります。

ベースカードに付与する(一緒に並べる)ことで、深み・甘み・香りを増加させます。

左上の数字がコスト値で、このコスト合計がベースカードのMAX値を越えてはいけません。その下の数字が深み・甘み・香りの増加値です。

例えばフレーバカードの「カシス」は、深み1・甘み3・香り2を増加させます。

トレンドカードです。このカードを手に入れることによって、ゲーム終了時にカードに書かれた条件を満たすリキュールは、追加得点をもらえます。

例えばトレンドカード「奇跡の味」は、深み4以上・甘み4以上・香り4以上のリキュール1本につき売り上げ本数8万本です(8点入ります)。

オーダーカードです。リキュールを作るときの注文が書かれていて、その注文に合ったリキュールを作れば大きな得点がはいります。しかし、出来ない場合は大幅に得点が減ります。

ベースカードを獲得したときに同時にオーダーカードも1枚取ります。

例えば下の写真のオーダーカードは、深み3香り3・以上のリキュールを造ります。造れた場合6点、造れない場合1点です。

左は実績トークンです。ベースカードのMAX値と同じフレーバーカードを付与した場合に1個獲得できます。

右は売上トークンです。売上計算ボード(得点表)に置くコマとなります。

アワードカードです。ゲーム終了時に作ったリキュールの、深み・甘み・香りそれぞれの合計値が1番大きいプレイヤーがそれぞれのカードを獲得します。得点は9点です。

フレーバーカードベースカードを混ぜて良くシャフルして、横5枚縦3枚の15枚を表にして配置します(これを市場と言います)。残りのカードは山札として置きます。一番下の段は少し間隔を空けて並べます

オーダーカードをシャフルし山札として置きます。1番上のカードを1枚めくり表にします。

トレンドカードをシャフルし4枚を取り。スタートプレイヤーの右隣から反時計回りに1枚ずつ選んでカードを獲得します。その後市場中央に置いたフレーバーカードベースカードの山札とトレンドカードを混ぜて、もう1度シャフルして中央に置きます。

実績トークンを各プレイヤーに1個配ります。売上トークンの好きな色を1個選びます。

ルール説明

市場フェイズ

プレイヤーは市場からベースカード・フレーバーカード・トレンドカードから1枚カードを取ります(取らなければならない)。

カードは1番下の段から選びます実績トークンを1個使うことで上の2つの段からも選べます。

選んだカードは自分の前に表にして置きます。

1枚選んだ後は真上のカードを下に1つずらして空いた場所に山札から1枚カードを補充します。

選んだカードがベースカードのときは、オーダーカードの山札の1番上のカードを取りベースカードとずらして重ねます。オーダーカードの山札の1番上のカードを表にします。

配合フェイズ

市場フェイズで獲得したカードを配合します。

獲得している2枚のカードをずらして重ねてセットを作ります。このセットを「リキュールセット」と呼びます。ベースカード1枚に複数のフレーバカードをセットすることが出来ます。

ただしベースカードのコストの値を超えるフレーバーカードを付けることはできません。

また、単独(1枚のみ)のベースカードとフレーバーカードが自分の前にあるときには、必ずそのカードを「リキュールセット」にしなければなりません。

上の写真の「リキュールセット」はフレーバーカードのコスト合計が6なので、これ以上フレーバカードを付けることは出来ません。また、この「リキュールセット」は深み2・甘み6・香り6のラム酒となります。

出荷フェイズ

このフェイズでは手番で2回まで「リキュールセット」を出荷出来ます。

出荷するときは、「リキュールセット」のオーダーカードを上に置きます。これで出荷されたことになります。

出荷されたときに、オーダーカードの条件を満たしている場合は、オーダーカードを表にして置きます。そのカードに書かれた数字が売り上げ本数(得点)になります。

下の写真の場合は、条件を満たしたので売上5万本(5点)が獲得されます。

もしオーダーカードの条件を満たすことが出来ないで出荷したときは、オーダーカードを裏向きにします。裏向きのオーダーカードの数字が売り上げ本数(得点)になります。

下の写真の場合、売上本数1万本(1点)となります。

また、集荷した時にフレーバーカードの合計がベースカードのコスト値と丁度同じときは、実績トークンを1個もらうことが出来ます。

出荷フェイズが終了したら、次のプレイヤーの手番となります。

ゲーム終了条件

プレイヤーの手番終了時に、市場からカードが無くなったらゲーム終了です。得点計算に入ります。

得点計算

以下の4項目を計算し合計します。

1.各プレイヤーの「リキュールセット」の得点

2.トレンドカードの条件を満たしているかを確認し、条件を満たした場合の得点

3.

全員の「リキュールセット」の中で1番深みの数字の合計が高いものに9点(複数いる場合は0点)

全員の「リキュールセット」の中で1番甘みの数字の合計が高いものに9点(複数いる場合は0点)

全員の「リキュールセット」の中で1番香りの数字の合計が高いものに9点(複数いる場合は0点)

4.実績トークン1個に付き3点

合計得点の1番多いプレイヤーの勝利です。

感想

カードは一見渋い感じで地味ですが、セットコレクションの楽しさを味わえる良いカードゲームとなっています。

3種類のカードをどのようにバランス良く取っていくかが大事です。ベースカードフレーバーカードが基本で取っていってお酒を造っていくことが確かに大事です。

しかし、うまくトレンドカードを取ることで得点がかなり増えます。ある程度の「リキュールセット」を作りながらトレンドカードの少し混ぜて取っていかなければならないところが悩ましいですね。

以上「リキュール・ザ・ゲーム」の紹介でした。

おじさんの独断ボードゲーム評価 7点(10点満点)

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