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今回は「メディチ」の紹介です。
ライナークニッツアの3大競りゲームのひとつと言われているゲームです。ちなみに他の2つは「ラー」「モダンアート」です。
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~6人 ゲーム時間 60分
下がゲームボードです。左上の数字は、ラウンドトラックです。3ラウンドでゲーム終了です。中央の5個の三角形は、各商品をどれだけ獲得したかを表す商品トラックです。右は、お金を表す所持金トラックです(これがそのまま勝利点になります)。つまり1番お金を稼いだプレイヤーの勝利となります。
商品カードは、0から5までの数字が描いてあります。数字が商品の価値です。価値5のカードだけ2枚の計7枚です。
商品は5種類、陶器(青)・香辛料(黄)・織物(赤)・染料(緑)・金物(灰)です。
下の写真は黄金カードで、価値が10です。
下の写真は、個人ボードです。購入した商品を置く場所です。5枚まで商品を置けます。各プレイヤーの色の個人ボードを1枚ずつ配り、自分の前に置きます。
下の写真の商品トラックは、各商品のカードの0枚~7枚までの8個あります。
所持金トラックの40点のところに各プレイヤーの色のマーカーを置きます。これが最初に持っているお金を表します(プレイヤー人数2人~4人の場合、5人・6人の場合は30です)。
ボード中央の、商品トラックの1番下の段に各プレイヤーの色のマーカーを置きます。
カードの36枚は、ゲーム人数によって使う枚数が異なります。よくシャフルして、不要カードを取り除き裏のまま見ないで抜いて、箱にしまいます。
取り除く枚数 2人18枚・3人18枚・4人12枚・5人6枚・6人0枚
4人プレイでは、24枚のカードを裏向きにして、ゲームボードの横に置きます。
これで、準備完了です。
ルールの説明をします。
親となるプレイヤーは、山札からカードを1枚から3枚のうち好きな枚数めくって表にして並べます。このカードを「グループ」と呼びます。「グループ」は分割することが出来ません。この「グループ」のままカードを競りにかけます。
競りの方法
親の左隣のプレイヤーから、競りに入ります。各プレイヤーは「パス」するか「値段を付ける」のどちらかを行います。値段を付ける場合は、前のプレイヤーよりも高い値段を付けなければなりません。1巡して、最後の親まで回ったら競りの終了です。また、全員がパスした場合は、その「グループ」はすべて捨て札となります。
1番高い値段を付けたプレイヤーは、その金額だけ所持金トラックの数字を減らします。
その商品の「グループ」を自分の個人ボードに配置します。
次は、最高額を付けたプレイヤーの左隣のプレイヤーが親となり、カードをめくり競りを行います。
競りに参加できるのは、個人ボードの空いているスペースが、競りにかけられている「グループ」の枚数以下の時だけです。もし、下の写真のように空きが1枚の場合は、2枚の「グループ」の競りには参加できません。
下の写真のように、個人ボードの5枚全て埋まったら、そのプレイヤーはそのラウンドを抜けます。
全員が個人ボード5枚埋まった時または山札が尽きた時点で、競りは終了です。
1ラウンド終了時に、得点計算に入ります。得点は、個人ボードの得点と商品トラックの得点の2つがあります。
個人ボード得点方法
各プレイヤーは個人ボードある商品カードの数字を合計します。合計した数字が大きいプレイヤーから、下のような「船の価値」だけの数字だけ所持金トラックのマーカーを進めます。(ゲーム人数によって異なります。)
同点の場合は足して2で割ります。例えば、4人プレイで2位と3位が同点のときは、(20+10)÷2=15点です。
商品トラック得点方法
プレイヤーは今獲得したカード、金物(灰)2枚・陶器(青)1枚・香辛料(黄)1枚・染料(緑)1枚の数だけ、ゲームボードの対応する商品トラックをマーカーを進めます。
下の写真は、分かりやすくするために青マーカーだけ進めていますが、各プレイヤーが自分の色のマーカーを同時に動かします。
コマを全員のプレイヤーが動かした後、商品トラックの商品ごとに得点を計算していきます。下の写真の「商品の独占」の通りに各商品ごとに得点し、所持金トラックのマーカーを動かします。
例えば、下の写真の場合は、青プレイヤーが10点・黄プレイヤーが5点です。
下の写真の場合は、青プレイヤーが10点・黄プレイヤーと赤プレイヤーが5点÷2=2点(端数切捨て)ずつです。
マーカーが数字のところにあるときは、その得点も加算します。
下の写真の場合は、青プレイヤーが10点+10点=20点・黄プレイヤー5点です。
写真の場合は、青プレイヤー・黄プレイヤーは共に、10点÷2=5点と5点で5点+5点=10点ずつです。
次のラウンドは、全部の商品カードをよくシャフルして、4人の場合だったら、また12枚抜き出した後にカードを山札として積みます。最も点数の少ないプレイヤーが最初の親となります。また競りに入り、ラウンド開始です。
ラウンドを3回行った時点でゲーム終了です。各プレイヤーは点数を計算し、1番所持金トラックの得点の多いプレイヤーの勝利です。
感想です。
競りの名作「モダンアート」よりもルールがあっさりしているので、プレイしやすいゲームだと思います。
商品カードの価値も大事ですが、どの商品カードの種類をたくさん集めるかも大事です。商品の勝ちと枚数の2つのことが勝利ポイントに重なっているので、場に出ている競りの商品カードに、どれだけの値段を付けるのかが悩ましいゲームです。値段の付け方も最初は難しいですね。
しかし、2ラウンド目には、どのプレイヤーがどの商品カードを集めたいかが分かってくるので、それを考えて競りの値段を上げるとか、相手が競りに参加できないよう邪魔するなどの戦略が取れます。
最初は、競りの値段がわからず、あまり楽しめないかも知れませんが、何度かプレすると面白さがじわじわと分かってくるのではないでしょうか。
競りの名作ゲームと呼ばれているゲームですので、皆さんもぜひ一度プレイしてみて下さい。
以上「メディチ」の紹介でした。
おじさんの独断ボードゲーム評価 8点(10点満点)
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