こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「ベンチャーエンジェルス」の紹介です
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あなたはベンチャー企業に投資する億万長者です。毎ラウンド、リスキーなベンチャー企業が起業されています。
悲観的だったり泡と消えていくベンチャーから、良いものをより分けて秘密裏に投資しましょう。最も投資した投資家が、そのベンチャー企業を手に入れることができます。
ゲームデザイナーは、「あやつり人形」をデザインしたブルーノ・フィドゥッティです。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 3人~5人 ゲーム時間 20分
ゲームの概要
企業を買収するために、プロジェクトタイルの下に自分の投資トークンを順番に置いていきます。全部置き終わったら、投資トークンを表にします。
各列の投資トークンの合計が、プロジェクトタイルの数字以上の数字であれば、その中で1番投資トークンの合計が高いプレイヤーがそのプロジェクトタイルを獲得します。
プロジェクトタイルは同じ色の場合は獲得しても追加で1点にしかならないので、出来るだけ異なる色のプロジェクトタイルを集める必要があります。
また、プロジェクトタイルを獲得したプレイヤーは第2ラウンド以降獲得した枚数だけ投資トークンを表にしてゲームを進めていかなくてはなりません。
これを3ラウンド繰り返し、プロジェクトタイル合計が1番高いプレイヤーの勝ちです。
ゲーム準備
プロジェクトタイルですいろいろなベンチャー企業を表しています。3色24枚あります、数字は、投資をする金額を表しています。
各色10~5までの数字があります。
投資トークンです、5色で25枚あります。
各色の投資トークンは、0・2・3・3・4の5個の数字があります。数字の無いものは各プレイヤーの色が分かるように自分前に置くプレイヤートークンです。
表面が数字が書いてあり、裏面は何も書いてありません。
ボーナス投資トークンです、1枚だけあり第3ラウンドのみ使用します。
各プレイヤーは1つの色の投資トークンを持ちます。
プロジェクトタイルをよくシャフルして、裏にして山札としておきます。その後、山札の横にプロジェクトタイルの数字の合計がある数を超えるまで(プレイ人数によって異なる)1枚ずつ表にして並べていきます。
数字合計 3人プレイ時 28以上 4人プレイ時 36以上 5人プレイ時 45以上
下の写真は、4人プレイ時の時です。
以上で準備完了です。
ルール説明
スタートプレイヤーを決め、時計回りに手番を行います。
手番では1枚の投資トークンを各プロジェクトタイルの下に置いていきます。この方法で投資を行います。投資トークンがすでに置かれている場合はその下に置いていきます。パスすることは出来ません。
下の写真は3人プレイ時の様子です。
全員が投資を終えたら、投資トークンを表にして各列ごとの投資トークンを合計します。
投資の成功・失敗の判定
投資トークンの合計がプロジェクトタイルの数字より小さい場合は、投資失敗です。プロジェクトタイルは捨てられます。
投資トークンの合計がプロジェクトタイルの数字以上の場合は、投資成功です。
しかし、投資が成功したプロジェクトタイルの中で投資トークン合計が最大であるプロジェクトタイルは捨てられてしまいます!
下の写真は、赤い〇が投資成功で赤い×が投資失敗です。しかし、青い×の右から2列目は投資トークン合計が最大なので投資失敗になってしまいます。
投資が成功したプロジェクトタイルは、その列で1番投資トークン合計が大きいプレイヤーが獲得します。獲得したプレイヤーはその投資トークンを自分の前に表にして置きます。
もし、投資トークンの数字合計が同じ場合は、その列で先に投資トークンを置いたプレイヤーが獲得します。
下の写真は、投資トークン合計は赤と黄色プレイヤー4ずつですが、赤が先に置いているので赤プレイヤーが獲得します。
これで、1ラウンド目が終了です。各プレイヤーは投資トークンを自分の前に戻します。プロジェクトタイルは新たに山札から並べます。
第2ラウンドでは、各プレイヤーはプロジェクトタイルを獲得した数だけ、投資トークンを表にいます。この状態のまま、投資トークンを置いていかなければなりません。
下の写真は、あるプレイヤーが2枚プロジェクトタイルを獲得したので、次のラウンドは2枚投資トークンを表にしました。
第1ラウンドで、最も点数が大きかったプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
下が、第2ラウンド以降のプレイの状態です。
これをまた繰り返し行きます。
第3ラウンドでは、同じようにプロジェクトタイルを獲得した枚数だけ投資トークンを表にします。また、第2ラウンドまでで1番点数が低いプレイヤーは、ボーナスの投資トークンを1枚加えて計6枚の投資トークンでプレイします。
3ランドで終了です。
得点計算
各色ごとにプロジェクトタイル揃えます。まず、各色の中で1番数字が大きいタイルがそのまま得点となります。それ以外の同じ色のプロジェクトタイルは1枚1点です。
下の写真の場合は、緑6点・青9点・オレンジ8点+1点で計24点です。
1番得点の高いプレイヤーの勝利です。
感想
非常にシンプルな競りと心理戦のゲームです。ただし、投資トークンが裏なので、特に第1ラウンドは相手が何を出しているのかを想像するしかありません。
第2ラウンド以降は、相手の投資トークンも何枚かは表になってくるし、相手がどのプロジェクトタイルを欲しがっていつのかもわかるので、推理がし易くなってきます。
多くの投資トークンが置いてあってもそれの中に0が多い場合もあるし、逆に大きな数字ばかりの時もあります。
相手が欲しそうなプロジェクトタイルの所にワザと大きい数字の投資トークンを置いて、バースト(1番合計が大きなプロジェクトタイルにして投資失敗に・・・)させてしまうこと出来ます。
とにかく投資トークンの数字合計だけがこのゲームの焦点になるので、そのことに集中して考えることが出来ますし、ルールがとてもシンプルなので、初心者の方でもすぐプレイできます。
また、得点の高いプレイヤーは不利になるように、投資トークンを表にしなければいけないし、第3ラウンドでは得点の1番低いプレイヤーはボーナストークンを追加して戦えますので、得点差がつきにくくなっているのも初心者に優しいですね。
時間も本当に20分くらいで終わります。
ただ、いろいろなボードゲームをやっている方にはちょっと物足りないかな!?何かもう1つ要素があると面白い気がするんですが・・・。
初心者向けの心理戦とブラフを楽しめるシンプルなボードゲームでしょうか。
以上「ベンチャーエンジェルス」の紹介でした