こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「サメ警報」の紹介です
Contents
落ち着け!あれはおそらくイルカだ!サメのはずは無い!イルカなのかサメなのかどっちなのか・・・?
「サメ警報」は勝つために、はったりが必要になるときがあります。相手をいかに騙して、自分に有利な状況を作っていくのか?ブラフ系カードゲームです。
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~5人 ゲーム時間 15分
ゲームの概要
手番で、手札からカードを1枚自分の前に裏向きに出していきます。または、出したカードを裏返して表にしていきます。
時には、相手プレイヤーの裏向きのカードを表にすることも出来ます。ただし、取ったカードがイルカなのかサメなのかによって、状況は変わっていきます。
最終的に、自分の前にイルカカードを7枚置くか、サメカードを他のプレイヤーより3枚多く置くことが出来れば勝利です。
ゲーム準備
イルカカードとサメカードが各32枚の計64枚のカードです。カードのイラストが全部異なっているのが素晴らしいです。
このゲームで使用するのはこの64枚のカードだけです。
ルール説明
カードをよくシャフルして、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。残りは山札として中央に置きます。
スタートプレイヤーを決め、時計回りに手番を行います。
手番で出来るアクションは次の3つです
1.手札からカードを出す
手札からイルカカードまたはサメカードを1枚選び、裏向きのまま自分の前に置きます。その後、山札から1枚補充して手札が3枚になるようにします。
自分がイルカカードを置いたのかサメカードを置いたのかよく覚えておきましょう!
注意 一度裏向きに置いたカードは後で中身を確認することは出来ません!
2.自分の前の裏向きカードを表にする
自分の前に置いてある裏向きのカードを1枚表にします。
3.他のプレイヤーの裏向きカードを表にする
重要 少なくとも自分の前にサメカードが1枚以上表にしてあるときは、このアクションを行えます。
表にしたカードがイルカなのかサメなのかによって処理が異なります。
表にしたカードがイルカだった場合
そのカードを取って自分の前に表のまま置いて、自分の前のサメカード1枚を表向きのまま相手プレイヤーの前に置きます。つまり、自分のサメカードと相手のイルカカードを交換することになります。
下の写真で相手の赤い印のカードを表にしたらイルカだったときは、
赤い矢印のように、自分のサメカードを相手の前に置き代わりにイルカカードを自分の前に置くわけです。
表にしたカードがサメだった場合
表にしたサメカードを表のまま自分の前に置きます。その後、山札から1枚取って、裏のまま相手の前に置きます。
下の写真で相手の赤い印のカードを表にしたらサメだったときは、
赤い矢印のように、そのサメカードを自分の前に置きます。そして青い矢印のように山札から1枚取り相手の前に裏向きのままおきます。自分の前のカードが1枚増える訳です。
以上の手番を繰り返していきます。ゲーム途中で、プレイヤーの前のカードが以下の状況になったら、ゲームは終了に向かいます。
勝利条件
1.前にある表にしたイルカカードが7枚になる
この時は無条件にそのプレイヤーの勝利になります。
2.前にある表にしたサメカードが、他のプレイヤーより3枚以上多くある
この場合は、もう1度条件を判定します。
上の状態のときに、自分の前のカードが1枚も表にされていない状況で、連続して5枚のイルカカードを表にすることが出来れば、そのプレイヤーの勝ちになります。
下の写真で、下の列の裏のカードをめくった時に5枚ともイルカカードの時は、下側のプレイヤーの勝ちです。
誰も出来ない時は、サメカードを3枚以上表にしたプレイヤーの勝ちです。
感想
最初にルールを聞くと、なんかゴチャゴチャしてすっきりしないルールだなと感じました。実際プレイしてみると、いろいろ分かってくることがあります。
イルカカードを7枚表にするためには、置くのに7手番・表にするのに7手番の計14手番、とてもそんなことはやっていられないわけです。
また、サメカードにしても最低でも、置くのに3手番・表にするのに3手番の計6手番、もし他のプレイヤーが1枚サメカードを表にすれば、また追加で2手番必要になります。
基本的に、誰かのカードを表にして取っていった方が、勝利に早く近づける訳です!
例えば下の写真の、上の列のプレイヤーが、下の列の赤い囲みの裏向きカードを表にしようとしたとします。
上の列のプレイヤーは、「あんなにサメカードばかりなのだから、きっと裏向きカードはサメカードに違いない」と思い赤い印のカードをめくったとします。当然サメカードならば、その時点で上のプレイヤーとのサメカードの差は無くなります。
しかし、もしイルカカードだったら自分のサメカードが取られてしまい、下のプレイヤーのサメカードが4枚上のプレイヤーのサメカードが1枚となり3枚以上の差が付いてしまいます。イルカカードで阻止できるプレイヤーがいなければ、下のプレイヤーの勝利となってしまいます!
また、分かり易いように右にイルカ・左にサメというように置いて置いたら、他のプレイヤーに取られてしまいます。よって、基本ランダムに裏に置いて置く必要があります。なので、裏にしたカードをよく覚えておく必要もあります。
最初はイルカカードを裏向きで集めていても、他のプレイヤーがめくってしまえば、自分にサメカードが集まってくるわけで、その時の状況で臨機応変に集めるカードを変更していく必要もあります。
プレイするばするほど色々なことに気づいていくカードゲームですね。
ただ、2種類のカードだけで成立するブラフゲームと言えば「スカル」が有名なので、それに比べると確かにルールが分かりずらい点がちょっと難点かな?!と思います。
いかに相手の裏をかいて自分のカードを勝利に近づけていくのかが面白いカードゲームです。興味ある方は是非プレイしてみてください。
以上「サメ警報」の紹介でした
おじさんの独断ボードゲーム評価 7点(10点満点)
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