今回はライナークニッツィア作品の「ハイソサエティ」を紹介します。
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お金をどんどん使って買い物をするハイソサエティ(上流階級)の人々のゲームです。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 3人~5人 ゲーム時間 45分
下の写真が今回買い物をする商品カードです。1は旅行・5は高級車・10は島というように数字が高くなるほど高価な商品となっています。このカードをお金を出して買っていき一番多くの高額な買い物(カード合計が一番大きい)をしたプレイヤーの勝利です。
下が各プレイヤーに配られるお金カードです。左上の数字が金額を表しています。
ルールを説明します。
1枚カードをめくり表にします。スタートプレイヤーから順番に1枚以上のお金カードを出して競り落としていきます。当然次のプレイヤーは出た金額のカードより大きい数字のカードを出していきます。例えば青プレイヤーが2をだした後次の緑プレイヤーが4を出して、次のプレイヤーが6と出しています(すいません、時計回りと写真は逆になってます)
1周回っても競りは続きます。青プレイヤーは続けて10のカードを出します。このときの注意なのですが、10より大きいカードを出すためにさっき出した2のカードを手札に戻して3と8のカードで11にすることは出来ません。2のカードはそのままです。なので青プレイヤーは10のカードを出して12としました。当然パスもできます。
この様にして1人以外のプレイヤーがパスしたらそのカードは競り落とされます。競り落としたプレイヤーはそのお金カードを捨て札とし(お金を払った)、商品カードを獲得し自分の前に置きます。他のプレイヤーはお金カードを手札に戻します。
実は商品カード以外にもカードがあります。その6枚も商品カードと一緒にシャフルして計16枚のカードが山札となります。上の右側の3枚は競りで獲得するとゲーム終了時に商品カードの合計を2倍にするカードです。もし2枚持っていれば4倍になります。この3枚も商品カードと同じように競り落とします。
上の写真の左上1/2と書いてあるカードは競り落としたカード合計を半分にしてしますカードです。下の黄色いカードの右側は競り落とすとー5点となるカード・左側は1枚の商品カードを0点にしてしまうカードです。つまりこの3枚は競り落としたくないカードですよね。ではこのカードが出たときはどうするのか説明します。
この時は、競り落とし方は同じなのですが、最初にパスしたプレイヤーがこのカードを獲得します。そしてパスしたプレイヤー以外の他のプレイヤーは、その場に出したお金カードはすべて捨て札と(トラブル回避の迷惑料として)なります。
これが大体のルールですが、これだけ読むと価値の高い商品タイルを高い金額でどんどん買えば勝てるじゃないかと思いますよね!?それが違うんのです。最後のゲーム終了時の勝利条件がが独特なのです、これがジレンマゲーム作成の名人ライナークニッツィアです。
ゲームが終わったら、各プレイヤーは手札として持っているお金カードを合計します。その中でお金カードの合計が一番少ないプレイヤーは即敗北です!!!そしてそのプレイヤー以外の中で一番商品カードの合計が一番高いプレイヤーの優勝です。
感想です
だからお金をどんど使って良い商品カードや2倍になるカードを獲得してもお金を使いすぎると負けなのです。悩ましいですよね?!
このゲームはいかに少ない金額でよい商品を手に入れるかというゲームなのです。その時その時のゲームの進行具合によって同じ商品カードでも相場はかなり異なっていきます。相手がいくらお金を使っているのか・自分はこのカードをいくらで買えば割が良いのか・このカードは獲得する必要があるのか・競りで金額を上げておいてパスする、などかなり考えることはあります。でもいくら考えてもその通りにならないもどかしさがありますけど・・・。
苦しみながら楽しむといったカードゲームでしょうか。最近新版が日本語版として出ましたので、お手頃な価格で買えますので、ぜひライナークニッツィアのゲームをプレイして欲しいです。
以上「ハイソサエティ」の紹介でした。
おじさんの独断ボードゲーム評価 7点(10点満点)
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