今回は「フォルム・ロマヌム」(ローマの古代遺跡)の紹介です。
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ゲームデザイナーは、「エルグランデ」の作者ヴォルフガング・グラマーです。
ローマの執政官の地位をめぐる選挙で市民の後援を得るためにプレイヤーはフォルム・ロマヌム中を奔走するという設定です。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 2人~6人 ゲーム時間 60分
下がゲームボード、フォルム・ロマヌムの街を表しています。街は7×7の49の四角のマスになっていて、マスは7の色別の区画に分かれています。周囲は勝利点を記録するための点数表、その内側が決算マーカーを置く場所です。
下の写真のコマは。左から決算マーカー・議員コマ(勝利点記録コマ)・後援者コマです。
ルールを説明します
各プレイヤーは、後援者コマを3人なら10個、4人なら8個、5人なら6個、6人なら5個(2人の場合は一人が2色を受け持ち8個×2)受け取ります。
やることは非常に簡単
各プレイヤーは順番に後援者コマをボードの四角のマスに1個置いていきます。パスは出来ません。
手元に後援者コマがあるときは、そのコマをボードの空きマスにの好きな場所に置きます。手元に残っていなければ、ボード上の駒を1個取って別の空きマスに置きます。
以上です。
色別の区画または縦・横・斜めの1列が後援者コマで埋まり、かつその区画または列で最もコマの数が多いプレイヤーが1人いた場合、決算(投票)が行われます。最も多い駒のプレイヤーが複数いる場合は決算は行われません、これを膠着状態と言います。
決算の方法は、最もコマ数の多いプレイヤーは、区画の場合は区画のマスの数だけ、列の場合は7点を得点します。最もコマの数が少ない(0個も含む)プレイヤーは-4点です。複数いる場合は各プレイヤーが-2点です。勝利点記録を得点分動かします。
また、決算が行われた区画・列には決算マーカーを置き、その後はその区画・列では決算を行いません。
黄・青・赤・緑の4人プレイの場合で説明します。
下の写真の場合、青のプレイヤーが9点、緑のプレイヤーが-4点です。そして決算マーカーを写真のように置きます。
下の写真の場合、黄プレイヤーが7点、緑プレイヤーが-4点です。
下の写真の場合、青プレイヤーは7点、緑と黄プレイヤーは-2点です。
下の写真の場合は青と緑プレイヤーのコマが2個ずつなので、膠着状態です。決算は行われません。ただし、コマは手元から無くなってボード上のコマを動かして空きが出来て、その後他の色のコマが置かれた場合は、決算が行われる場合もあります。
全ての区画・列で、決算または膠着状態になった場合ゲームは終了します。最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
感想です
このゲーム、ルールはとても簡単です。ルールの説明書も1枚です。しかし、奥が深いというか、かなり頭を使うゲームとなっています。いくつかの区画・列が絡み合っているので、どこにコマを置くとよいのかかなり迷います。熟考するプレイヤーがいるとかなりの時間がかかる場合があります。
特に、手元もコマがなくなった後は、ボード上のコマを動かすので、うっかりしていると膠着状態のコマを動かしてしまい他のプレイヤーに置かれて得点されてしまうということが起こります。じっくり考えるゲームが好きなプレイヤーは、ぜひプレイしてみてください、非常に良いゲームだと思います。ゲーム終了時はかなり頭が疲労していると思います。
以上「フォルム・ロマヌム」の紹介でした。
おじさんの独断ボードゲーム評価 8点(10点満点)
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