こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「考古学カードゲーム」の紹介です
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2007年に発売された「考古学カードゲーム」の日本語版です。財宝カードの種類も増えての発売です。華やかさはあまりありませんが、セットコレクション(カードの組を揃えて得点にする)の楽しみを味わえる面白いカードゲームです。ルールも簡単で初心者の方にも丁度良いのではないでしょうか。
ゲームの概要
各プレイヤーは財宝(カード)を集めます。集め方は、発掘(山札からカードを引く)または市場で物々交換(カードの交換)を繰り返して行います。同じ財宝が揃うほど価値が上がります。
財宝は博物館に売ることでお金(得点)になります。博物館に売るまでには、盗賊に財宝を奪われたり、砂嵐によって財宝が無くなってしまったりします。
出来るだけ多くの財宝を博物館に売ったプレイヤーの勝利です。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 2人~5人 ゲーム時間 30分
カード説明
遺跡タイルです。6枚あり、ゲームで1枚を選び使用します。
遺跡タイルはいろいろな種類があります。下の「大ピラミッド」の場合は、複数枚の地図カードを使用すると遺跡カードが獲得できます。
財宝カードです。財宝カードを集めて売ることによって得点出来ます。
財宝カードの上にある数字は、その財宝カードの価値です。中央の数字は、同じカードの枚数を表します。下の数字は、カードを複数枚集めて売った時の金額(得点)です。
下の写真の場合、価値は2・枚数は12枚・売った時の金額(得点)は1枚2点・2枚6点・・・・となります。
上段左は盗賊カードです。このカードを出して他のプレイヤーから財宝を盗めます。上段右は砂嵐カードです。このカードが出ると全プレイヤーは財宝を半分失ってしまいます。
下段はテントカードです。このカードを使用すると砂嵐の被害を無視することが出来ます。ただし、各プレイヤー1枚しかないので1回しか使用出来ません。
各カードの下にある数字は、プレイ人数に応じて使用する枚数を表しています。
ゲームの準備
財宝カードをよくシャフルし、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。またテントカードも各プレイヤーに1枚配ります。
財宝カード5枚を表にして中央に置きます。これが市場になります。
遺跡タイルをランダムに1枚選び中央に置きます。遺跡タイルの説明に従って、財宝カードを遺跡タイルの周囲に置きます。
残りの財宝カードは、盗賊カードと砂嵐カードを混ぜてもう1度よくシャフルし、山札として中央に置きます。これを発掘現場と呼びます。
ルール説明
スタートプレイヤーを決め、時計回りに手番を行います。
手番は、1.財宝の発掘 2-1市場での取引・2-2博物館への売却・2-3遺跡の調査です。
1.財宝の発掘
発掘現場(山札から1枚)のカードを1枚引きます。
引いたカードが財宝カードの時は、そのまま手札に加えます。手札の枚数制限はありません。
引いたカードが盗賊カードの時は、その場で表向きに捨て、他のプレイヤーを1人選び、そのプレイヤーのカードを1枚(表を見ないで)引き、自分の手札に加えます。
引いたカードが砂嵐カードだった場合、その場で表向きに捨てます。全プレイヤーは自分の財宝カードの半分(端数切捨て)を市場(場の中央)に表にして置きます。
もし砂嵐カードが出たときは、各プレイヤーは、テントカードを使用することが出来ます。テンとカードを使用した場合は、手札を市場に出す必要はありません。ただし、テントカードが使えるのはゲームで1回だけです。テントカードを使用したプレイヤーはテントカードを箱に戻します。
プレイヤーは財宝カードを引くまで、カードを引くことを続けていきます。
手順2ー1 2ー2は任意の順番で何回でも行うことが出来ます。
2ー1市場の取引
自分の手札にある財宝カードを、同じ価値以下の市場にある財宝カードと交換できます。
交換は、複数枚と複数枚の交換もOKです。
2ー2博物館への売却
手札にある同じ財宝カードを博物館に売ります。売る値段(得点)は、財宝カードの下に描かれている数字です。売ったカードは自分の前に置きます。
売ったカードは、砂嵐カードが出ても影響はありません。
下の写真の場合、売った値段(得点)は10金(10点)になります。
注意 手順2ー3は手番に1回のみです。
2ー3 遺跡の調査
プレイヤーは、地図カードを手札に持っている場合は、遺跡タイルを調査することが出来ます。遺跡タイルに描かれている地図カードの枚数を出せば、遺跡にある財宝カードを指定された枚数手札に加えることが出来ます。
終了条件
各プレイヤーが手番ですることが無くなり全員がパスするか、または全員の手札がなくなった時ゲームは終了します。
博物館に売った財宝のお金(得点)が1番多いプレイヤーの勝利です。
上の写真の場合は、20点+2点+10点+6点=38点です。
感想です
手札を多く持っていれば博物館に同じ種類の財宝カードを売れるので、手札をたくさん貯めたいのですが砂嵐カードが引かれると一気に手札が半分になります。
運悪く2回連続で砂嵐カードがでたら目も当てられません。テントカードは1回しか使用出来ないので、いつ使うか考えどころです。
財宝の種類も多いので、市場の物々交換(カードの等価値交換)も楽しいですね。いかに効率よく同じカードを集めるのか、そして財宝がどれくらい揃ったところで売るのかの決断も悩ましいです。
セットコレクション系のゲームとしては、単純ながらかなり楽しめるゲームだと思います。