こんばんは!ボドゲおじさんです。
今回は「バザリ」の紹介です
Contents
プレイヤーはバザリと呼ばれる東洋の市場の宝石商となり、ライバルの思惑を読み宝石を獲得し富を成すことを目指します。
バッティング(同じアクションを選ぶと行動できなくなったり、ペナルティがある)系ボードゲームの代表格と言ってよいゲームです。ルールは簡単ですが、バッティングと交渉の楽しさが味わえます。安定の面白さがあります。
ゲーム難易度 ★☆☆☆☆ ゲーム人数 2人~5人 ゲーム時間 45分
ゲームの概要
ゲームに勝利するためには、金貨(点数)を多く獲得することです。そのためには、宝石を取る、金貨(点数)を取る、早く市場を回ることが重要です。
各プレイヤーは、サイコロを振る(市場を早く回る)・金貨(点数)を獲得する・宝石を獲得するの3つのアクションのうち1つを選び一斉に公開します。
自分と同じアクションが無い場合は、そのアクションを行います。しかし、同じ行動を選んだプレイヤー同士は、宝石の受け渡しで交渉を進めどちらか1人だけがアクションを行います。これを繰り返し一番金貨が多いプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
ゲームボードです。市場を表していて、ぐるりと1周回れるようになっています。
アクションタイルです。左から、宝石・金貨・サイコロです。各プレイヤーにこの3枚が配られます。
(5人プレイのときは、新たなアクションタイル「小商い」を加えます)
宝石です。赤・黄・緑・青の4種類で、左ほど価値が高くなります。
左から、サイコロ・スコアマーカー・スタートマーカー・商人コマです。
上が得点トラック・下の丸がスタートマーカーを置く場所です。下の数字は獲得できる金貨(点数)、その下は獲得できる宝石です。
各プレイヤーは、好きな場所を選んで商人コマを置き、同じ場所の上の丸にスタートマーカーを置きます。
スコアマーカーをスコアボードの0に置きます。
アクションタイル3枚・サイコロ・宝石各色3個の計12個を各プレイヤーに配ります。
以上で準備完了です。
ルール説明
このゲームは3ラウンド行われます。ある1人のプレイヤーが、市場を1周すると1ラウンド終了です。
常に全プレイヤーが同時に手番を行います。以下の手順を実行します。
手順1 サイコロを振って商人コマを進める
全員が同時にサイコロを振り、各自市場上に商人コマを出た目の数だけ時計回りに進めます。
もしいずれかのプレイヤーがスタートマーカーの位置まで来て、市場を1周した場合はラウンド終了となり、ラウンド終了の計算に入ります。(手順3で説明します)
手順2 希望アクションの選択
各自行いたいアクションを1つ秘密裏に選び、そのアクションタイルを裏にして出します。全員が出したら一斉にアクションタイルをめくります。
アクションタイルの説明
サイコロ
もう一度サイコロを振って、出た目の数だけ商人コマを進めます。加えて「6-出た目」の点数を獲得し自分のスコアマーカーを進めます。
金貨
自分の商人コマの現在地の数字の点数を獲得し自分のスコアマーカーを進めます。
宝石
自分の商人コマの現在地に描かれた宝石をストックから獲得します。(ストックの宝石は有限です。)
手順3 アクションの実行
アクションタイルを一斉に公開した後、そのアクションができるかは希望者の人数によります。
1人だけの場合は、そのアクションを直ちに実行します。
2人の場合は、「取引」を行います。
3人以上の場合は、その全員はアクションを実行できません。
「取引」の説明
お互いにアクションの権利を宝石を代価として交渉します。
1.スコアトラックで上位のプレイヤーが最初に宝石1つ以上を種類と数を自由に出します。
2.相手プレイヤーは以下の2つの選択肢から選びます。
① 受け入れる その宝石を受け取り、自分の宝石に加えます。その代わりにアクションは実行しません。宝石を支払ったプレイヤーはアクションを実行します。
② 競り上げる 相手が出した宝石よりも価値の高い宝石を出し、アクションを譲るように提案します。(価値の高い宝石とは、数が多いまたは数が同じでもより強い宝石 強い順番 赤>黄>緑>青)
例 下の写真の場合、下段のプレイヤーは緑2個青1個の宝石を出しました。上段のプレイヤーは「競り上げる」を選択し黄1個緑1個青1個の宝石を出しました。
これを繰り返し、アクションを行うプレイヤーを決定します。
手順3 ラウンド終了時の得点計算
手順1・手順2を繰り返しあるプレイヤーが市場を1周したら、1ラウンド終了です。ここで得点計算を行います。
1周したプレイヤーは10点、各色の宝石を1番多く持っているプレイヤーは下の写真のように得点します。スコアマーカーを進めます。
1,2ラウンド終了後は、自分の商人コマがある場所にスタートマーカーを置き直します。ここを新たなスタート地点とします。
次のプレイヤーの手番となりゲームを再開します。
ゲーム終了条件
3ラウンド終了時は得点計算をしてゲーム終了です。
1番得点の高いプレイヤーの勝利です。
感想
バッティング系ボードゲームの名作です。すごろく(このゲームはゴールは無いですが・・・)と同じ行動が被ると行動できないという単純なルールを組み合わせただけなのに何故か面白い!多くのプレイヤー(初心者を含めて)に受けが良いボードゲームです。
やっぱりすごろくって日本人には馴染みが深いし理解しやすいのでしょうかね?
重量級ゲームのように変化があったり、いろいろな勝ち筋があって何回もやりたくなるというボードゲームではないですが、時間が経つとまたやりたくなるそんなボードゲームです。これってボードゲームとして大事ですよね、あるとき思い出して遊びたくなる懐かしさ的な感じです。
2人のアクションが重なったときに2人がアクション出来ないではなく、宝石のやり取りによる「取引」ができるのもGOOD!交渉するのも楽しいです。ただ交渉は素早くやらないとゲーム時間が長くなってしまいますね。
バッティング系ゲームの他の代表といえば「ハゲタカのえじき」があります。これも名作カードゲームです。
「ハゲタカのえじき」の紹介はこちらです。
バッティング系とすごろく系ボードゲームは最強かもしれないですね。
以上「バザリ」の紹介でした。
おじさんの独断ボードゲーム評価 7点(10点満点)
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