こんにちは!ボドゲおじさんです!
今回は「HADARA(ハダラ)」の紹介です
Contents
各プレイヤーは3つの時代を通じて自分の文明の国力を増大させていきます。
プレイ中は、カード2枚から1枚選び購入するか売却するかを選ぶだけの、非常に簡単なルールで楽しめるボードゲームになっています。
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 2人~5人 ゲーム時間 60分
ゲームの概要
各時代を通じて、収入・軍事力・文化力・食料確保の4つの国力を発展させていきます。
3つの時代をフェーズAとフェーズBという2回に分けて計6回×5枚の文明カードの購入・売却を行います。
フェーズAでは、プレイヤーは5色のカードを1色ずつ2枚受け取ります。「1枚を購入または売却」して「1枚は捨て札」とします。
フェーズBでは、プレイヤーはフェーズAで捨て札となった5色のカードを1枚ずつ取り「購入または売却」をします。
カードを購入すると4つの各国力が増えていきます。軍事力が大きくなると侵略が行えます。文化力が大きくなると他の国力を更に伸ばしていくことが出来ます。
また収入が上がれば、金のメダル・銀のメダルが購入出来ます。
最終的に勝利点が最大のプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
文明カードです、3つの時代で5色あり各10枚ずつなので(紫だけ14枚)162枚あります。
1つの時代の1色の10枚には異なった絵が描かれています。
メインボードです、5枚のボードをランダムに組み合わせます。
中央の紋章ダイアルの部分は回転するようになっています。
各プレイヤーに渡される個人ボードの紋章が描かれています。
個人ボードです。
植民地タイルです、5種類各5枚ずつあります。軍事力に応じて購入出来ます。
準備タイルです、ゲーム開始時に使用します。
国力コマです、各プレイヤーに4色1個ずつ配られます。
ボーナスタイルです、各プレイヤーに各色2個ずつ配られます。
下の写真のように、個人ボードにはめ込んで使用します。
コイントークンです。
10点トークンです。
国力が10点以上になった時に個人ボードの端に置きます。
金のメダルトークンです、各プレイヤーに2枚配られます。個人ボードに配置します。
スコアシートです。
文明カードの説明
文明カードの裏面には中央に時代区分が描かれています。下には売却時の値段が描かれています。
例えば、時代Ⅱのカードを売却すると3金はいります。
文明カードの表面には、上に発展値・下に購入コストと勝利点が描かれています。
文明カードを購入したら、個人ボードの下の所に色別にカードを並べていきます。発展値の数字の分だけ同じ色の国力を増加させます。
例えば上の写真の時代Ⅱの文明カードを4金で購入したら、個人ボードの下の青い所にカードを並べ青の国力コマを3から5に移動します。
勝利点は、ゲーム終了時の得点計算の時に合計する数値です。
紫色の文明カードは、永続ボーナス効果やいろいろな国力の発展値の数字が書かれています。
例えば下の写真の場合は、左はこのカードを購入したら直ちに青いカードの枚数分文化力(青色)の国力を上げる・中央はカードを売却するときに追加で1金もらう・右は単純に文化力1収入1国力を上げるなどです。
個人ボードの説明
個人ボードの各4色の数字の列は国力を表します。各色は下の写真のような国力に対応しています。
個人ボードの上は金・銀のメダルを置く場所になります。銀のメダルの場所にはボーナスタイルをはめ込みます。
植民地タイルを購入したら個人ボードの植民地タイルの所に置きます。
胸像は文化力が指定の数値を越えたときに、お金を払ってボーナスタイルをはめ込むことが出来ます。
準備
各時代の各色の文明カードをプレイヤー人数×2枚だけランダムに選びます。良くシャフルしてまず時代Ⅰのカードをメインボードのカード置き場に置きます。
個人ボードを自分の前に置き、ボーナスタイル各色2枚ずつと金のメダルトークン2枚を個人ボードの脇に置きます。
個人ボードの自分の紋章を(個人ボード右上端)確認します。
植民地タイルを数字ごとに分けて、プレイヤー人数分並べます。
ゲーム開始前に準備タイルを各プレイヤーにランダムに渡します。1の準備カードを引いたプレイヤーが時代Ⅰ・2が時代Ⅱ・3が時代Ⅲの親プレイヤーになります。
各プレイヤーは、準備タイルに描かれている数字のコインを受け取り、下に描かれている数字分だけ国力コマを移動します。
例えば、数字1の準備タイルを受け取ったプレイヤーは、8金を受け取り「収入4・軍事力1・文化力1・食料確保4」に国力コマを置きます。
以上で準備完了です。
ルール説明
フェーズA
ステップ1 親の決定と紋章ダイアル
親プレイヤーは、紋章ダイアルを回転させて好きな位置にセットします。
ステップ2 国力増強
各プレイヤーは、同時に自分の紋章の所にあるカードを2枚取ります。
例えば下の写真の場合は、サルの紋章のプレイヤーは赤の文明カード2枚を取ります。
取った2枚のカードから1枚をメインボードの捨て札の所に表にして置きます。
各プレイヤーは、残った手元にある文明カード1枚を「購入する」か「売却するか」を決めます。
購入する場合
購入コストを支払い、個人ボードの下に並べます。発展値の数字分だけ国力コマを移動します。
下の写真の場合は、食料確保(緑色)の文明カードを配置したので、収入1マスと食料確保2マス国力コマを移動します。
重要 既に同じ色のカードがある場合は、その枚数分購入コストが下がります。
例えば青いカードが既に個人ボードに3枚あったら、購入コスト6金の青い文明カードは、6-3=3金で購入できます。
コインが購入コスト分より少ない場合は当然購入できません!
売却する場合
コインを受け取ります。(時代Ⅰ2金・時代Ⅱ3金・時代Ⅲ4金)売却した文明カードは箱にしまいます。
紋章ダイアルの移動
すべてのプレイヤーの購入・売却が済んだら、親プレイヤーは紋章ダイアルを時計回りに1つ移動します。
また国力増強を行います。これを5回繰り返すとメインボード上のカード置き場のカードが無くなり、カード捨て場に各5枚のカードが表向きに重ねて置かれます。
ステップ3 収入
収入(黄色)の国力コマがある数字分のコインを受け取ります。
ステップ4 入植
軍事力(赤色)の国力が植民地タイルの数字(3・9・15・21・30)を以上ある場合は、植民地タイルを1枚だけ獲得できます。
同じ数字の植民地タイルは獲得出来ません!
植民地タイルは侵略(表面)と併合(裏面)の2種類あります。獲得するときは、どちらかの面を選びます。
侵略の場合は、コインを受け取ります。併合の場合はコインを支払います。
例えば下の写真の場合は、軍事力3以上なら獲得出来ます。侵略ならば3金を受け取ります、勝利点2がゲーム終了時に入ります。併合ならば、1金支払います、収入と食料確保の国力コマを直ちに1だけ移動します、ゲーム終了時に勝利点2が入ります。
併合はコインを支払う分だけ国力が増加する訳です。
ステップ5 胸像
文化力(青色)の数字が個人ボードの胸像部分の数字以上の場合は、ボーナストークンを1枚だけはめ込むことが出来ます。
ボーナストークンは表面が国力の4色で裏面が勝利点1の数字が描かれています。
表面をはめ込んだとき その色の国力を左の数字分だけ国力コマを移動します。
裏面をはめ込んだとき 左の数字分だけゲーム終了時に勝利点を獲得します。
例えば上の写真の場合は、文化力が6以上だったので、赤いボーナストークンをはめ込みました。軍事力が2上がります、ゲーム終了時に勝利点を4点獲得します。
文化力が12以上だったので、青いボーナストークンをはめ込みました。文化力が3上がります、ゲーム終了時に勝利点を8点獲得します。
文化力が20以上だったので、裏面の1のボーナストークンをはめ込みました。勝利点14点と加えて4点をゲーム終了時に獲得します。
フェーズB
フェーズA終了時には、下の写真のようにカード捨て場に5枚ずつの文明カードが表になって置かれています。
ステップ1 国力増強
親はメインボード上の5色の中から任意の色を1色選び、捨て札置き場に1番上の文明カードを取ります。時計回りにプレイヤーはその色の1番上の文明カードを1枚受け取ります。
各プレイヤーは、受け取った1枚のカードを「購入する」または「売却する」を選択します。購入・売却の処理の仕方はフェーズAと同じです。
これを5回繰り返します。メインボード上の文明カードはすべて無くなります。
ステップ2 収入
フェーズAと同じです。
ステップ3 入植
フェーズAと同じです。
ステップ4 胸像
フェーズAと同じです。
ステップ5 食料供給
配置済み文明カード1枚に付き食料配給1が必要です。足りている場合は何も起こりません。
足りない場合は、足りない分の枚数の文明カードを除外して箱に戻します。その文明カードで下がった発展値分の国力を下げます。
ステップ6 メダルの購入
コインを使用して、金のコインまたは銀のコインを購入します。購入金額は下の写真の通りです。
金のメダル・1枚でゲーム終了時、文明カード5色1組につき7点が入ります。
銀のメダル・配置したボーナストークンの国力の半分の勝利点が入ります。
下の写真の場合は、食料供給(緑色)の文明カードの枚数の半分の勝利点が入ります。
次の時代の準備
メインボード上にはカードが無くなりしたので、新たに次の時代の文明カードを同じように配置して、同じ手順でフェーズA・フェーズBを行います。
ゲーム終了条件
時代Ⅲが終了したらゲーム終了です。
得点計算
以下の項目の勝利点を合計します。
文明カードの勝利点の合計・植民地の勝利点・胸像の勝利点・銀メダル・金のメダル・5金につき1点
最も多くの勝利点を取ったプレイヤーの勝利です。
感想
同時進行でゲームが進むので、何人でプレイしてもゲーム進行がスムーズにいくのがとても良いです。
やることは1枚のカードを購入するか売却するかの2択だけなのでルール的にはとても簡単で、ボードゲーム初心者でも中量級ゲームを直ぐプレイ出来ます。
システムとしては「世界の7不思議」「世界の7不思議DUEL」あたりと似てますね。
ゲームシステムはとても単純ですが、勝利点の獲得方法がいろいろあるので、自分がどの方向で得点を伸ばしていくのか考えるのも楽しいですね。
それとカード運もあるので、ゲーム経験者とゲーム初心者でも良い勝負になるのが高評価です。
なかなか面白いボードゲームがでてきたなという感じです。
機会がありましたら是非プレイして」ください。
以上「HADARA(ハダラ)」の紹介でした
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