こんにちは!ボドゲおじさんです。
今回は「ヘンゼルかグレーテル」の紹介です
むかしむかし森の中に一軒のお菓子の家がありました。動物たちの間では、
ヘンゼルとグレーテルという兄妹のウワサが絶えません。なぜなら彼らはお菓子をたくさんくれると云うのです・・・。
ヘンゼルかグレーテルのどちらかのお菓子をもらうか選ばなければなりません。さて、たらふくお菓子がもらえるのは一体誰になるのでしょう!?
という話ではじまる「
ヘンゼルかグレーテル」というカードゲーム、じつは以前に発売された「
はんか通骨董市」というカードゲームをリメイクしてより簡単にしたゲームです。
2つに切り分けられたお菓子のどっちをもらうのか?・・・悩みます・・・。
ゲーム難易度 ★★☆☆☆ ゲーム人数 3人~6人 ゲーム時間 30分
ゲームの概要
下の写真のように、
お菓子カードを獲得して得点を稼いでいきます。
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どのようにしてお菓子カードを取っていくのかと云うと、1列並べられたお菓子カードを
親となったプレイヤーが、好きな場所で
ヘンゼル側とグレーテル側の2つのグループに切り分けます。
各プレイヤーは一斉に好きな方を選びます。選んだカードのグループが1人ならばそのグループの
お菓子カードを全て獲得出来ます。
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複数のプレイヤーがいる場合は、再びその
お菓子カードを2つに切り分けて好きな方をそのプレイヤーだけで選んでいきます。
これを繰り返しながらお菓子を集めていくのです。ただし、
いたずらカードを獲得したり場合によっては1枚も
お菓子カードを取れなくなるなんてこともあります。
また同じ種類の
お菓子カードを取りすぎてしますと、お腹いっぱいになって0点になってしまいます。
これを5ラウンド繰り返し、1番多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利です。
ゲーム準備
ヘンゼルタイルと
グレーテルタイルです。
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左が
親タイルです。親となったプレイヤーがこのタイルを持ちます。
右が
ことりの巣タイルです。誰も選なかった
お菓子カードを保管する場所になります。
お菓子カードです。8種類あり、数字は獲得した時の得点です。
お菓子カードの数字の下にあるマークは
満腹マークです。同じ種類の
お菓子カードを
満腹マーク数より多く集めると得点が0点になります。
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各プレイヤーが持つ
動物カードです。各カード2枚づつあります。
動物カードの裏面はそれぞれ
ヘンゼルか
グレーテルの絵が描かれています。
いたずらカードです。
左から
魔女、獲得すると得点が-4点になります。
中央は
はらぺこクマカード、獲得すると、満腹マーク以上に集めてしまったお菓子カードを2枚まで捨てることが出来ます。
右が
ふしぎなカガミカード、
既に獲得しているお菓子カードと一緒に並べると同じカードとして扱われます。
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左が
ことりタイル、上級ルールで使用します。
左が
クッキーマンカード、欲しいカードを取れなかったプレイヤーがこのカードを受け取ります。クッキーマンカードは5点の得点になります。
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各プレイヤーは
動物カードを1種類選び、その動物カード2枚を持ちます。
お菓子カードと
いたずらカードをよくシャフルして、裏にして山札として置きます。この山札を「
お菓子の家」と呼びます。横にクッキーマンカード14枚を表にして置きます。
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親となったプレイヤーは
親タイルを自分の前に置きます。
以上で準備完了です。
ルール説明
配置
親となったプレイヤーは「
お菓子の家」からカードを取り1列に並べます。
(3人・8枚、4人・10枚、5人・12枚、6人14枚)
山分け
親は場に並べたカードを2つの山に分けます。親から見て左側に
ヘンゼルタイル、右側に
グレーテルタイルを置きます。
注意 この時カードの順番を変えてはいけません。
ヘンゼルかグレーテル
各プレイヤーは、自分の2枚の
動物カードからヘンゼルかグレーテルのどちらかのカードを選び裏にして場に出します。
一斉にカードを表にします。
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自分の選んだ側にそれぞれの動物カードを置きます。
並んだカードの処理の方法
お菓子の山を選んだプレイヤーが0人の場合
ことりの巣のタイルの下にカードを全て置きます。
下の写真の場合は、左の
ヘンゼルタイルの下にあるカード4枚は
ことりの巣タイルの下に移動します。
お菓子の山を選んだプレイヤーが1人の場合
そのプレイヤーがそのカードをすべてもらいます。
下の写真の場合は、ヘンゼルタイルの下の4枚のカードをすべてもらいます。
お菓子の山を選んだプレイヤーが2人以上の場合
1.残っているカードが2枚以上の時は再びヘンデルかグレーテルを行います。つまり、そのカードの並びを2つに分けて、その上側にヘンゼルタイルとグレーテルタイルを置きます。
下の写真の場合は、2つの組にそれぞれ2枚づつカードがあるので、まずヘンゼルタイルの側から再びそれを2つに分けます。
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分けた2つをヘンゼル側を選んだ2人のプレイヤーが再び
ヘンデルかグレーテルを行います。
2.残っているカードが1枚の時は、そのカードをことりの巣タイルの下に置きます。その後、その場所を選んだプレイヤーは、クッキーマンカードを1枚づつ受け取ります。(クッキーマンカードは受け取りを拒否することは出来ません。)
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すべてのカードが
各プレイヤーに渡るか
ことりの巣タイルの下になるまで(つまりすべてのカードが列から無くなるまで)
ヘンゼルかグレーテルを繰り返していきます。
手元の整理
ことりの巣タイルの下にあるカードは最初にカードを2つに切り分けた親プレイヤーがすべて獲得します。
各プレイヤーは、
お菓子カードや
クッキーマンカードや
魔女カードを同じ種類ごとに並べます。
はらぺこクマカードと
ふしぎなカガミカードの効果を自分の好きな順番で使用します。
ラウンド終了
次のラウンドの親を決めます。手元にあるカードの枚数(
お菓子カード・いたずらカード・クッキーマンカード)が1番少ないプレイヤーが次の親になります。
ゲーム終了条件
5ラウンド繰り返したらゲーム終了です。
得点計算
同じ種類のカードごとに得点を計算していきます。
基本的に
満腹マーク以下の枚数ならばそのカードの得点が入ります。
例えば下の写真の場合、3点✖2=6点となります。
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しかし下の写真のように、満腹マークより多い枚数のカードがある場合は0点です。
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下の写真の場合は、3点✖3+4点+8点=21点となります。
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合計得点の1番多いプレイヤーの勝利です。
感想
最初にルールを読んだとき「なんだこれ
はんか通骨董市と同じじゃないかパクリか?」と思いました、よく見たら作者は同じで、リメイク作品だということを知りました。
ただ、「
はんか通骨董市」よりはルールを簡単にしてあるので理解しやすいですね。前に「
はんか通骨董市」のルール説明書を読んだときは本当にわかりにくいなぁと思っていましたので・・・。
しかし「
はんか通骨董市」は面白いカードゲームでしたので、この「
ヘンゼルかグレーテル」も同様に良いカードゲームになっています。
他のプレイヤーがどのカードを欲しがっているのかをよく見て、出来るだけ被らないように選択していかなければならないのが楽しいですね。お互いカードが被った時も当然楽しい!
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「
ブルームサービス」や「
ハゲタカのえじき」もこの被るということの面白を狙ったゲームですが、同じように「
ヘンゼルかグレーテル」もかぶる楽しさを味わえるゲームとなっています。ぜひ一度プレイして欲しいですね。
「ハゲタカのえじき」の紹介はこちら
また、上級ルールの
ことりカードを追加するとより戦略的なカードゲームとなりますので、そちらもおすすめです。ゲーム好きなら上級ルールの方がやはり面白いです。
以上「ヘンゼルかグレーテル」の紹介でした。
おじさんの独断ボードゲーム評価 7点(10点満点)
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